そして帰ってきましたよ。
始発に乗って、新幹線に乗り換えて。
越後湯沢駅に降りると、なんだか例年より暑い、気がする。
それと、この時点でお客さんの人数が、ぱっと見た感じ半端なく多い。
考えてみると、フジロック初日参戦はひさしぶりなので、少々、圧倒されました。
グッズ売り場も、えらい混み具合だったそーです。
わたくしは買わないので昼寝しておりましたが。
まず、グリーンステージでサンボマスターを観る。
CDはよく聴くので観ておこうかなぐらいだったのですが、
サンボマスターがステージに現れるやいなや、うるうると涙目になるぐらい感動してしまい、
一曲目、好きな曲だった「歌声よおこれ」が演奏されると、もー号泣。
何で泣いたのか自分でもわからないけど、
ライブで初めて泣かされたのがサンボマスターだとは、、、。
肝心のライブのほうは、
当然のように良いライブで、有名な曲もいっぱいやった。
トップバッターだったので、演奏時間が短かったのが惜しいぐらいだった。
途中、歌詞を変え、メッセージやら語りやらが入るけど、
あつかましくてうざったくてブサイクにもおもえるけど、
ここまでストレートにやられると、案外、平気なものなんだなあと、おもいました。
その後、赤犬のステージをちらちらと観ながら、小谷美沙子のステージへ移動。
これも時間が短くて、ステージも小さいのが不満だったけど、良い演奏でした。
初めて観る小谷美沙子は、
おもっていたよりも小さくて、森三中の黒沢に似ていて、ちょっとおもろかった。
「火の川」までやってくれました。
さて、それから会場をぐるっと回って、ジャービス・コッカー。
バンド解散後はなんだか迷走していた彼ですが、今では落ち着きを取り戻したようで。
へなへなカンフースタイルで歌う姿も懐かしく、
バックバンドも格好良くて、たのしく観れました。
英語の分からないお客さんをトークで笑わせたりして、相変わらずのキャラクターでした。
んで。
豚の串焼きを食べながら、贅沢にオーシャン・カラー・シーンを眺めつつ、
時間を潰し、ミューズを聴きながら居眠りしつつ、遂にトリのザ・キュアーの出番が。
正直、わたくしはキュアーをよく知らないし、アルバムも持っていないのですが、
一緒に行った友人が十年以上のキュアーファンでして。
まあ、いろいろ教えてもらったり、CDを借りたりしていたわけなんですが。
二十三年ぶりの来日になりますか。
そんなわけで、
「ホントに来るのか」、「ホントにやるのか」と、
チケットを買う前からライブが始まる三十分前まで、
冗談半分本気半分で言い合っておったわけですが、本当にライブが始まりました。
どんなライブだったかと言いますと、セットリストがありましたので載せておきます。
Intro:
tape
Mainset:
open
fascination street
from the edge of the deep green sea
kyoto song
hot hot hot
alt.end
the walk
the end of the world
lovesong
pictures of you
lullaby
inbetween days
friday i'm in love
just like heaven
if only tonight we could sleep
the kiss
shake dog shake
never enough
wrong number
one hundred years
end
Encore 1:
let's go to bed
close to me
why can't i be you?
Encore 2:
a forest
boys don't cry
二時間以上やって、アンコール二回。
余計な説明も要らないぐらい、贅沢で充実した内容でした。
メジャーな曲も、マイナーな曲もやって、
最後は「boys don't cry」だろうなと予想してたのに、それでも盛り上がってしまいましたよ。
演奏も良かったけど、
ロバート・スミスのボーカルがまったく衰えていないどころか、
声量増したんじゃねえかってぐらい、素晴らしかった。
お客さんもすごい集まってきて、
踊ったり、一緒に歌ったり、見守ったりと、スキズキにやっておりました。
フジロックの夜にはめずらしく、星や月が見えたし、最高でございました。
そんでそんで例年通り、レッドの広場で野宿して、帰ってまいりました。
雨がまったく降らず、初日なので地面も乾いておりまして、特別に冷えることもなく、
バックも靴も綺麗なままで。
快適なフジロックでございました。
おしまい。