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『大日本人』を、観る。そのいち。


 松本人志の『大日本人』を、観てきた。
 朝の一回目の上映で、お客さんは十人ぐらいでした。。。

 まず、
 言っておかなければならないのは、これは映画ではないとゆーこと。
 では、何なのか。
 コントなのかとゆーと、そーでもない。
 映画でも、コントでもない。
 この微妙な感じは、
 以前、ビデオで発表された『VISUALBUM』を初めて観たときの感触と、よく似ている。
 つまり、
 乱暴な言い方をしてしまうと、『VISUALBUM』の劇場公開版なのだ。
 コレわ。

 なので。
 おもしろいのは、当たり前のよーに、おもしろい。
 「よく分からない」と言った感想も聞かれるけれど、
 それはただ、楽しみ方を判っていないだけで、批評でも何でもない。
 分かり易く、作品として似ているものを挙げるならば、
 『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』が近いかもしれない。
 あれはストーリーとか、展開とか、説明とかを省く愉しみがあって、
 『大日本人』も基本的にはそんな作りになっている。
 だから不満があるとすれば、
 説明がもう少しほしかったし、結末も物足りなかった。
 しかし、それは映画としての不満であって、
 けっして、おもしろさを削ぐものではない。
 このへんが映画ではないとゆー理由であり、喜劇(コメディ)でもないわけだ。

 内容がまったく公表されなかった理由も、すぐに判った。
 中身なんて、ないからだ。
 わたくしは、ネタバレとか容赦ないニンゲンなので、
 ぜんぶ書いちゃってもいいんだけど、さすがにこれは書けない。
 と、ゆーか、
 例えばの話になるけど、
 コントの中身とオチを、発表前に説明するバカがいるだろうか?
 その行為に、どんな意味があるとゆーのか?
 て、
 ことなのだ。

 拾いあげ、深読みをするならば、いくらでもできる。
 優れた表現者は、
 意図的ではなくても、そーいった意味合いを自然と作品の中へ組み込んでしまうものだけど、
 この『大日本人』に関しては、
 と、
 ゆーか、松本人志に関しては、余計なことだとおもう。

 とにかく、アタマを空っぽにして、気楽に観るのが正解だとおもいやす。

 とりあえず、
 予告編とかで得た情報からは、見事に裏切られましたけども。
# by y.k-ybf | 2007-06-08 22:13 | 映画 | Comments(0)

乙女心とマクロの空と


 作曲家の羽田健太郎さんが、亡くなられた。

 羽田健太郎とゆーと、
 真っ先に『超時空要塞マクロス』が想い出されてしまうのが、
 ワレながら哀しいところでございますが、見事な作品であったのは間違いない。

 音楽を取り扱った映像作品はそれこそ数知れませんが、
 ほとんどの場合、楽曲のクオリティが「設定」を越えることはありません。
 あっても1、2曲であったり、
 それも作品とは密接ではなかったり。
 しかし『マクロス』の、リン・ミンメイだけは違っていた。
 それはもー、
 飯島真理が完璧なアイドル声で歌い、
 羽田健太郎が完璧なアイドル歌謡曲を作り上げておりました。
 ここまで劇中歌として、出来上がったものをいまだに知りません。

 (判らないヒトのために説明しますと、
  作中に、リン・ミンメイとゆーアイドルが登場しまして、
  その声と歌を飯島真理があてていたわけでございます。)

 じつは、たまたま最近、『マクロス』のべスト版を買っておりまして、
 久しぶりに聴いてみましたら、やはり捨て曲のない、見事な楽曲でございました。
 ほんとに、
 歌謡曲とはなんなのか。
 日本人の作曲家には、勉強してもらいたいほどでございます。
 とくに、つんくとか。


 ご冥福をお祈りします。





 リン・ミンメイが歌う「私の彼はパイロット」に、
 「キューンキューン♪」とゆー歌詞がありますが。
 これが間接的に、
 YMOの「君に、胸キュン。」につながるのは、
 ちょっとしたトリビアでございます。


マクロス ソング・コレクション 2002
アニメ主題歌 / / ビクターエンタテインメント
ISBN : B00006S2OC
# by y.k-ybf | 2007-06-06 23:25 | 記述 | Comments(0)

オリコン、2位。

TVアニメ「らき☆すた」OP主題歌 もってけ!セーラーふく
泉こなた(平野綾) / / ランティス




 「うんだかだーうんだかだーうにゃうにゃ
  はれってほれってひれんらー」     (歌詞抜粋)


 シングル週間ランキング、初登場で2位だそうです。

 1位 6.8万枚 V6 
 2位 6.6万枚 らきすた 
 3位 *.*万枚 桑田
 4位 4.0万枚 ゆず
 5位 2.3万枚 吉井和哉

 こんな感じ。

 ジャニーズと2000枚差ってゆーのは、
 いろいろ思案してしまいますが、かなりの好成績でしょう。
 が、
 案の定、各メディアにおいて黙殺されてしまうのは、
 歯痒いようではありますが、正常な反応だともおもいます。
# by y.k-ybf | 2007-06-01 23:01 | 音盤 | Comments(0)

螺旋階段、ループ、屋上。


 昨日のカキコミを、読み返してみたら、
 なんだか松本信者みたいで気持ち悪かったので、
 少しフォローでも入れようかと思い立ってみましたが、
 いつもながら、とくに中身もない内容なので、その必要もないか、なあ、と。

 掻い摘んでみますと、
 松本さんの創るものを、そんなにありがたがらず、
 他人の評価を鵜呑みにしないで、感想ぐらいは自分の言葉で言ったほうがいいですよ。
 とか、
 それぐらいなんですよ。

 ええ、ほんとうに。
# by y.k-ybf | 2007-05-31 00:21 | テレビ | Comments(0)

隣の部屋、上の階、その住人。


 昨夜の『ゲツヨル!』は、おもしろかった。

 カンヌへ行った松本人志のドキュメントとインタビューで、
 まあぁ、
 ひさしぶりにイラだって激昂している松本さんをテレビで観れた。

 ネットをある程度、徘徊されてる方は、
 初監督作品の『大日本人』が、カンヌで、まあ、不評だったことはご存知でしょう。
 (番組自体は、真逆の評価で紹介されていましたが。)
 とにかく手応えの無さ、それぞれのリアクションが気に入らなかったようで。
 こーいった言動を、
 「言い訳」と捉えてしまうヒトも、いるでしょうが、
 そこはやっぱり、違うと言いたい。
 何が違うのか、番組の中で、本人も口にしているけれど、
 うん、
 言い過ぎてしまうと、またおかしくなるので省略するけど。
 あの松本人志が、ここまで本気でやってるのは、すごいことだとおもいます。
 観てない映画については何も言えないし、
 現地ですべったのも事実だし、
 取り巻きが群になってるも気持ち悪かったし、
 インタビューで吐き散らしたのも本当で。

 これぐらいのヒトが、これぐらいのことをやってるんだから、
 もっとがんばろうと、おもいましたよ。

 おしまい。
# by y.k-ybf | 2007-05-29 23:28 | テレビ | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by yuki-yo