『シン・シティ』と『シン・シティ』


 一時期、
 正確には『ダークナイト』(08)以前、
 「実写化に成功してるアメコミ映画と云えば?」とゆーお題に必ず挙げられていたのが、『シン・シティ』でした。
 (改めて調べてみたら四年しか離れてないのな。)
 そんなフランク・ミラー原作の、
 スーパーヒーローじゃない、ハードボイルド・アメコミ映画。


シン・シティ [DVD]

ブルース・ウィリス/ギャガ

undefined


 はい、
 確かにコレは、イイモノですね。
 モノクロ主体の、
 原作コミックのイメージをそのまま映像化したよーな演出が、効果的にストーリーをドライヴさせる。
 つか、
 こーゆー評価が定まった作品の感想は、何を云っても野暮ったいですな。

 無茶苦茶な例えをすると、
 タランティーノの映画をアメコミにしたやつを、更に映画化したよーな、そんな感じ。

 監督がロバート・ロドリゲスなんだから、失礼な話だな。失礼。


シン・シティ 復讐の女神 スペシャル・プライス [DVD]

ミッキー・ローク,ジェシカ・アルバ,ジョシュ・ブローリン,ジョセフ・ゴードン=レヴィット,ロザリオ・ドーソン/Happinet

undefined


 14年には続編、『シン・シティ 復讐の女神』も作られておりますが、
 こっちは全編ボーナストラックみたいな話で、スカスカしてます。映像的にも。

 全三部作の予定でもう一作作るみたいだけど、
 どーなんすかね?


[PR]
# by y.k-ybf | 2017-04-30 21:20 | 映画 | Comments(0)

コーラにハチミツ。『バーニング・オーシャン』


【映画パンフレット】バーニング・オーシャン 監督:ピーター・バーグ 出演:マーク・ウォールバーグ カート・ラッセル ジョン・マルコヴィッチ ほか

配給:KADOKAWA

undefined


 オーシャンがバーニングします。

 スゴい、、、
 なんと自然に、滑らかに、
 専門用語を並べると同時に解説を済ませて、押すな押すなよと伏線まで設置する脚本の巧み。
 見事に整理された脚本のおかげで、
 ほぼノンストップに、
 恐ろしくもダイナミックな原油流出事故&大爆発を体験できました。げんなりするほど。

 とんでもない事故、「人災」だったんだなーと、改めて学びましたよ。

 マーク・ウォールバーグ、カート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチの共演も最高。
 ドラマに余計な盛りがない点も、好感が持てました。


[PR]
# by y.k-ybf | 2017-04-30 21:09 | 映画 | Comments(0)

柱に刻んだ相合い傘は一昨年の。 『ゴースト・イン・ザ・シェル』 ※ネタバレ


ゴースト イン ザ シェル 映画パンフレット

配給:東和ピクチャーズ

undefined


 押井守版を超えなくても独自の路線を表現出来ればOKだ!
 と、
 ハードルを地面に埋めてからの鑑賞になりましたが、上からガシャンっとハードルが落ちてきた。
 そんな気分。

 押井版の実写コピー、とゆーか「再現」に執着する熱意は端々から伝わってきました。
 もーそのまんまだから。
 『イノセンス』の影響もしっかり入ってるし、「押井守」が野良犬役で登場するし。
 戦車のハッチを力任せにブチブチーってシーンもちゃんとあるよ!

 しかし似ているのは表面だけで、中身のテーマは真逆。
 「魂は体(形)に縛られない」から、
 「魂は肉体に宿る。人間性、大事」へ。
 完全に逆行してるとゆー、非常にユニークな作品となっておりました。
 ハッキリゆーけどシリーズ的には珍作の部類です。

 そもそもスタートラインが原作や押井版と異なっており、
 素子を「完全義体化」に成功した最初の人間にしてる時点で、諸々別物なのだな。
 つか、「素子」じゃねーし!
 (まさかバトーの目を義体にするエピソードまでやるとわ。。。)

 当然のよーに「人形使い」も出てこないので、
 すんごいストーリーはシンプルで、分かり易い。
 殆ど荒巻(たけし)の活躍で事件が解決したよーに思えるのも、気のせいだ!

 と、珍作扱いしてしまいましたが、
 コレはあくまでもシリーズの過去作と比べた結果であって、
 本作がシリーズ最初に観る作品ならば、悪くない映画だと思いますよ。

 コーカク初心者にオススメ。


 墓碑は「草薙家」でよかったんじゃないかな…。


[PR]
# by y.k-ybf | 2017-04-27 21:15 | 映画 | Comments(0)

四本。映画のまとめが。(倒置)


ナイト・チェイサー [DVD]

ジョナサン・ハワード,ジョナサン・ドマルジェ,ファニー・ヴァレット,ジェス・リアウディン/アメイジングD.C.

undefined


 深夜タクシーの運賃を踏み倒したら、人生を踏み倒された、お話。

 「ナメてた相手が○○」系のスリラーで、
 散々追い回された挙げ句、
 ムッキムキの運ちゃんにボッコボコにされるとゆー、悪夢のよーな恐怖。
 そして待ち受ける、
 良くも悪くも愕然とさせられる、真相と結末。

 なんじゃいな!? と、
 わたくしも戸惑いましたが、
 そこに至るまでの貯金がガッポリあるので、セーフ。
 ブラマイゼロで、ガックリ無し。

 81分とゆー短さも、ステキです。


○『ヴィジット 消された過去』

 WOWOWで観ましたが、ソフトは見付からず。

 記憶喪失になって戻った実家(豪邸)が、何か変?
 とゆーサスペンス。
 親や兄弟の顔も忘れるぐらい記憶を失うって、ヤバくない? とおもふが、
 それを云ったらストーリーが成立しない。
 つか、
 退院できるんだな、そんな状態で。

 ネタバレになるので控えるが、
 かなり陰惨な真相へと物語は展開する。
 ストーリーの肉付けや、主人公への追い込みにやや不満も感じるが、
 まとまりは良い。

 「家族」はパッと見、異常ではないんだけど、
 兄貴だけは変態っぽさを隠しきれず滲み出ており、イイ味の役者さん使ってるなあと、感心しました。


タイムリミット [DVD]

ディラン・マクダーモット,ピーター・ファシネリ,ユーリヤ・スニギル,デヴィッド・マクナリー,アンドレイ・イフチェンコ/アメイジングD.C.

undefined


 同じよーなタイトルが沢山あって混乱するが、
 14年公開の、ワンシチュエーションな密室監禁サスペンス。
 中身も似たよーなモノが沢山ありますな。。。

 気がつけば、冷凍庫の中で縛られ中。
 状況も判らず身に覚えのない脅迫に合う男。
 しかし…。

 とゆーね、
 冷凍庫に閉じ込められるのって何かで観たな‥‥‥‥‥、思い出せず。
 ぐらいの、デジャブ感。

 脅す側のロシアンマフィアが、
 殺さず何度も何度も尋問してくれる気の長いヒトたちで、助かりました。
 男の命と時間の尺的に。
 中盤に現れるアイツも殺してないし、
 じつはイイヒト? ロシアンマフィア。

 後半、
 卓袱台をひっくり返すよーな展開になりますが、退屈は否めず、だいぶ設定を見失いました。
 (アイツが何故こんな目にあってるのか、とか。)

 だって、
 縛られた男が死んだら終わりなので、
 逆に死なないって判るから緊張感が途切れるんだよなー。


カットバンク [DVD]

リアム・ヘムズワース,テリーサ・パーマー,ジョン・マルコヴィッチ,ビリー・ボブ・ソーントン,ブルース・ダーン/TCエンタテインメント

undefined


 完璧だとおもわれた計画が、
 ポロポロ綻び、予期せぬ大事件へと発展してゆく。
 群像型サスペンス。
 分かり易く例えると、コーエン兄弟が昔よくやってたヤツ。
 具体的な作品を挙げない、優しさ。

 主演とゆーか中心人物は、「Mサイズのクリス」ことリアム・ヘムズワース。

 展開が若干早く、
 フリが定着する前に進んでしまふので、意味不明な点が残るのは、惜しい。
 確実にもっと面白くなるのになー。
 ネタバラシも早いよ。

 死体を見るとすぐ吐いちゃう保安官とか、
 デビッド・リンチっぽさもあって、悪くないです。


[PR]
# by y.k-ybf | 2017-04-17 23:40 | 映画 | Comments(0)

メガ寄生体Xコンタクティスト 映画のまとめ、四本。


 そこから「X」繋がりで公開時期が近い『X-ミッション』に倣い、
 未知生物との接触から『X-コンタクト』とゆー邦題になったと推測される。
 (『遊星からの物体X ファースト・コンタクト』も踏まえているかも。)
 そんな本作の原題は、『HARBINGER DOWN』。
 「ハービンジャー」とは船の名称で、
 要するに「ハービンジャー号、沈没」とゆー、これはコレでヒドくネタバレなタイトルではある。

 さて。
 残念な邦題だけで話を伸ばしてる現状から、
 嗚呼本編は語ることがないんだな、と察した方もおられるだろーが、残念なコトに大正解。
 特に云うコトもございません。

 凍てつく海をカニ漁船がギチギチ進む様は、更に『遊星からの物体X』を想起させます。
 極寒とゆー意味で。

 CGを極力使わない特撮スタイルで、
 狭い船内をびちゃびちゃと肥大してゆくモンスターはなかなかの迫力&グロテスクなのだが、
 基本、暗くてよく判らんのが勿体ない。

 ソ連の宇宙実験がどーしたとか、クマムシがどーしたとか。
 うむ、
 大変ですよ。


寄生体X [DVD]

ファビアン・ウルフロム,ブランディン・マーミゲール,ジョン・ファロン,ルーリク・サル,ジョアンナ・セロー/アメイジングD.C.

undefined


 アメリカ産クズ映画は、開始二十分ぐらいで確定できるよーにはなった。
 (※この二十分とゆー時間の半分は、わたくしの優しさで出来ています。)
 クズ映画とゆーのは、
 大概大作映画を真似よーと展開させて、作品の目玉(売り)を出す瞬間に崩壊します。
 嗚呼、ソレジャナイ…、と。
 例えば秀逸な低予算映画や、
 ロジャー・コーマンのよーな手練のチープ映画は、この二十分が違います。
 「作家性」みたいなモノは、ワンカットで十分に伝わりますよ。

 さて、『寄生体X』もそんなクズ映画ですが、
 12年公開のフランス産とゆーことで、
 見極めが難しく、結局最後まで観てしまいました。惨敗。
 フランス産(クズ映画)の物珍しさと、
 驚くほどの説明下手が、逆効果的に敗因となりました。

 彗星が近付いたのか、落下したのか。
 それすらも描けていない映画なのに!
 (※たぶん落下は、してます。
   駐車場みたいなトコロに。被害ゼロで。)


 原題とゆーか英題は、『デッド・シャドウズ』。
 それが何故『寄生体X』になるかとゆーと、「寄生獣」のパクリだからなんですね。
 びっくり(白目)。

 そしたらジャケットは『フィフス・ウェイブ』のパクリなんだな。
 


 エジプトとラスベガスがどーやって繋がるのか。
 気になる気になるー。

 エンドロールが申し訳なさそーに、スーパー速い(見所)。


ザ・ヴァーチャリスト [DVD]

ロレンツォ・オストゥーニ,フェデリコ・クラピス,エリサ・ピアッツァ,リカルド・チコーニャ/アルバトロス

undefined


 残念なタイトルは当然のよーに、邦題。
 原題は『GAME therapy』。
 …似たよーなものでした。

 クソみたいな現実には見切りをつけて、ゲームの世界へゴー!
 とゆー、何ら新鮮味のないお話。

 ダイブするゲームが、
 「アサシン・クリード」、「アンチャーテッド」、
 「GTA」、「バイオハザード」、「トゥームレイダー」等々、
 人気タイトルなゲームのパチモン感が、ちょっと楽しい。

 主人公のダメな痩せ型の方は、
 ほぼ迷いもなくゲームとゆーか、プログラムの解析に没頭してゆく。
 代わりに友人のダメな筋肉質の方は、
 縁が無さそーなタイプの彼女ができて、リアルな楽しさを経験する。
 案の定、
 リア充最高テンプレなストーリーになるが、
 この二人の交わりを最低限に抑えたまま、ドライに展開するのは珍しい。
 …おそらく、考えるのが面倒だったのだろーな。

 二人が別々の選択をする結末も悪くない終わり方だなとおもったけど、その後のオマケみたいなオチで台無し。
 コレってもしかして続きがあるの? 原作アリ?
 とゆー陳腐さに、ガッカリだ。


[PR]
# by y.k-ybf | 2017-04-17 23:21 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by y.k-ybf
プロフィールを見る
画像一覧