『劇場版シティーハンター 新宿PRIVATE EYES』 不思議な間取りや懐かしい曲がいっぱい。


【チラシ付き、映画パンフレット】劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ

劇場版シティーハンター制作委員会

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 正直鑑賞する気はほぼほぼ無かったのですが、
 「歴代のOP、EDが流れまくる」との情報を知ってはスルーも出来ず、観て(聴いて)きましたよ。

 今でもよく覚えておりますが、
 TVアニメ「シティーハンター」のEDに衝撃を受け、
 放送が終わるや否や、
 財布を握り締めてママチャリに乗ってアスファルト、タイヤを切りつけながら近所のレコード屋「フランキー」へ向かいました。
 曲のタイトルは朧気ながらも「TM NETWORK」とゆーバンド名はギリで記憶しており、
 「コレか!?」と真っ先に手にしたのはベスト盤。
 「いや!
  新曲だから最新のアルバムに収録されているはず! コレだ!!」
 と、次に手にした当時の最新アルバム『humansystem』を購入。
 (シングル盤を買うとゆー発想は無かった)
 結局、
 目的の曲「Get Wild」はそのアルバムには収録されておらず、
 実は最初に手にしたベスト盤『Gift for Fanks』の一曲目に収録されておりました。
 何故に、気付かない。。。
 しかしコレがきっかけでTM NETWORKをどっぷり聴くよーにもなり、友人も増え、音楽を広く聴くよーにもなりました。
 これがわたくしの「Get Wildショック」。
 …友人とは疎遠になりましたけどね。

 「シティーハンター」はどちらかと云えば原作派なのでアニメへの特別な思い入れもないのですが、
 オリジナルの声優さんが揃うとやはりぐっときます。

 例の楽曲の件は偽りなしのてんこ盛り状態で、
 若干使い方に強引さを感じる部分はあるも、文句を云ったらバチが当たるレベル。
 途中から「次は何が流れるのだろ」と、期待が妙な方向へ先走りました。

 個人的なクライマックスは初期のOP、
 小比類巻かほるの「City Hunter~愛よ消えないで~」が流れた瞬間。
 「この衝動は、、、何?」と、思わずほろりときてしまいました。
 未だにこの感動の種類がよく判らん。
 (同じ回に観た他のお客さんも、口々に「理由は判らないけど涙がでた」と云っておりました)

 EDは当然あの曲で、最早名人芸の域。感嘆。

 とゆーね、
 よくぞここまでオリジナルままに作り上げてくれたなと、(良くも悪くも)賞賛したいと思います。


 友人だったN君、A君はこの映画を観るのだろうか…。


# by y.k-ybf | 2019-03-04 00:25 | 映画 | Comments(0)

『リバーズ・エッジ』 あの頃の僕、私。


リバーズ・エッジ(初回生産限定盤) [Blu-ray]

二階堂ふみ,吉沢亮,上杉柊平,SUMIRE,森川葵/Sony Music Marketing inc. (JDS) = DVD =

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 また厄介な映画を観ましたよ。
 岡崎京子原作、行定勲監督の『リバーズ・エッジ』。
 コレは原作コミックの話からしなければならない。
 何故なら「あの時代」の物語だから。

 連載は93年から始まり、94年にコミック化。
 一部でバイブルのよーに読み継がれる傑作となりました。
 わたくしが所有しているコミックは96年の15刷。
 庵野秀明が「エヴァ」を作る際に多大な影響を受けた一冊として挙げており、
 どんなもんやろ? と手に取りましたが、当時はあまりピンとこなかった。
 九十年代前半の「あの空気感」は理解出来ても、
 舞台に配置された書割のリアル。
 リアルとゆー幻想のリアリティに、距離を感じていた。
 (当時はその手法が最適だったとしても)そこまで絶望が蔓延してたかな、と。

 今回の実写映画でも、この「リアリティ」の扱いに苦心したのではないだろーか。
 敢えて九十年代トレンディドラマ風を装い、4:3のテレビサイズでの撮影は、
 とても巧妙にあの「リアリティ」を再現しているよーに思えた。

 「何かを言わないですますために
  えんえんと放課後お喋りをしていた」

 「ぼくは生きている時の田島さんより死んでしまった田島さんの方が好きだ
  ずっとずっと好きだよ」(原作から抜粋)

 リアリティへの陶酔は、リアルとフィクションを反転させる。

 やはりこの物語には距離を感じてしまうけど、だからこそこの映画化は成功しているとも云える。
 只、
 時折挿入される「登場人物」へのインタビューは少し過剰で、必要なかったかも。
 (コレは岡崎京子の別作品「チワワちゃん」を連想させる手法でもある)
 あとボカシがあったのも残念だったけど、WOWOWの放送だからかな?

 エンドロールに流れる小沢健二の「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」は、
 「あの時代」からトンネルを抜けた「今」を歌っている。

 あの痛みの、あの傷を癒やす歌を。

# by y.k-ybf | 2019-02-21 22:31 | 映画 | Comments(0)

『アクアマン』 誰も見ない未来の国を少年は探し求める


【映画パンフレット】アクアマン

松竹 ワーナー

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 ここまで結果が出てしまうとノーラン&スナイダー路線がいよいよ全否定されそーで、ちと寂しい。
 ベン・アフレックもバットマン辞めちゃうし。
 (フラッシュがサイドキックになるバットマンの単独映画とか観たかったよ)
 わたくしはノーラン&スナイダーのハード路線も嫌いではなく、方向性は間違っていなかったと今でも信じております。
 只々、最良の形に恵まれなかった…。

 とゆー挫折感を味わえる程に、『アクアマン』は快作でありました。
 「海洋」とゆー目新しさだけではなく、
 アクションシーンがどれも魅力的で、何より分かり易かった。
 (アクションについてはパンフレットに詳しい解説が載っています。必見)
 この分かり易さは作品全体にまで徹しており、
 まずはキャラクターと世界観の魅力を伝えるべし、とゆー大前提の元、
 脚本の構成、展開が本当に巧妙だなと感心しましたよ。
 (アトランティスの七王国を二手にわけて回らせるとかね)

 宿敵ブラックマンタも良かったが、
 怪物トレンチに襲われるシーンが個人的にはお気に入り。
 こーゆーゾッとするシーンを作るのはやはり巧いな、ジェームズ・ワン。
 会話の途中で壁がバーン! って爆発するシーンはさすがにやりすぎだと思ったが。


 さて、
 これで『シャザム!』も好調ならば、完全に路線は確定されるだろう。
 我々はまた真の「ダークナイト」とは出会えぬままなのか。。。


# by y.k-ybf | 2019-02-21 22:12 | 映画 | Comments(0)

『サスペリア』 映画館で一人で観るのは難しい。


 タランティーノが感動して泣いたとか、
 賛否の評判が公開前に乱れ飛んだ、ルカ・グァダニーノ監督によるリメイク。
 全然参考にならないオリジナル版『サスペリア』の感想は、コチラ

 難解な作品ではなく、テーマが重層的に合わさっているだけで寧ろストレートな作品だと感じられた。
 オリジナルの意趣はしっかり残されており、
 そこまで改変されているとも思わなかったのは、そもそもわたくしがオリジナル版にハマっていなかったせいもあって。
 淫らな原色のイメージや露悪的なスプラッター表現を排したホラーではない何かになっても、
 気にならないどころか、断然このリメイク版の方が好みであります。
 (逆説的にオリジナル版も認められるぐらいに)

 ナチス、ベルリンの壁、ユダヤ、フェミニズム、
 赤軍、魔女、舞踏…などの重要なキーワードには敢えて触れませんが、
 一点に向けて突き進む闇の物語が、一瞬輝いて見えるのが素晴らしくて、恐ろしく思えました。
 「宗教以前の魔女」とゆー捉え方も出来るし、
 「悪魔に魂を売る」とゆー具現表現にも見えるのではなかろーか。


 ティルダ・スウィントンの例の件については、よく判らないので保留します。


# by y.k-ybf | 2019-02-10 23:25 | 映画 | Comments(0)

傷だらけの栄光 『クリード 炎の宿敵』 ※えぐり込むようにネタバレ


 前作のよーな「シリーズの新たなスタート」的な側面は薄まり、「続編」らしい続編となった。
 何故ならシリーズの続編なのだから。

 本作はロッキーとアポロの息子(アドニス)に対し、
 「ロッキー4」のドラゴとその息子がライバルとして登場する。
 つまり「クリード」の続編であり、「4」の19年ぶりの続きでもある。

 最初の試合、
 ドラ息子が「白」、クリードは「赤」とゆー色の反転も象徴的で、
 二度目の決戦では舞台がロシアとなり、ドラ息子は父と同じ「赤」に帰る。
 (クリードは雪山ではなく、荒野で特訓を行う)
 更に。
 再戦に挑むロッキーとアポロの心情を描いた、「ロッキー2」。
 チャンプとなりハングリーさを喪失したロッキーの復活、「ロッキー3」。
 「ロッキー5」と「ロッキー・ザ・ファイナル」での師弟関係や家族との軋轢。そして孤独。
 これらの要素全てが含まれており、
 本作はさながらシリーズ全体へのオマージュ、リブートのよーな意志をも感じられた。

 多くは語られないけど、
 色々あったんだろなと容易に想像できるドラゴ親子が兎に角印象的ではあるが、
 わたくしはアドニスの妻となるビアンカと、
 義母メアリー二人の女性の姿が、つよく印象に残った。
 二人の数奇な人生は、
 まさにシリーズ裏の歴史そのものであり、影の主役にさえ思える。
 とゆーか本作の主役は明らかに、
 アドニス、ロッキー、そしてドラゴの「家族」であろう。

 最終的にドラゴが、
 あの時あの試合とは違う、何を選択したのか。
 そして試合後、
 アドニスが、ロッキーが向かうのは…。

 勝敗が全てではなく、闘い挑むことこそが大切だと伝える本作にも、
 「ロッキー」の遺伝子は受け継がれている。


 (ドラゴ母も、冷徹とゆーより目を逸らしたかったよーにも想えます、ね)


# by y.k-ybf | 2019-01-30 23:59 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by yuki-yo
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