今年のM-1後、感想。
2008年 12月 23日
今年のM-1は、ノンスタイルが優勝したした。
おめでとうございます。
わたくしの予想も見事に外れてしまったので、これから独り反省会になります。
早速、言い訳なのですが、今回は予想外のことばかりでした。
まず、ナイツ。
ここまで実力が出し切れないとは、おもいませんでした。油が切れたみたいでした。
おそらく本番では速くなってしまうのを見越して、テンポを緩めたのでしょうが、
あれでは間延びしてしまう。
それと、ネタのチョイスがあまりよくなかった。
前にも書きましたが、
ナイツはオーソドックスなスタイルにみえても、ネタは若者向けなので、
微妙に有効範囲を狭めてしまっている。
笑いはあったけど、爆発がなかったのは、その辺が理由なのではないかな。
笑い飯は、
またいつものようにマイペースでくるのかとおもったら、大会用に変えてきた。
これは良かった。
しかし、他の組の勢いまでは抑えられなかったし、二番とゆー順番もツイてなかった。
おもしろいのは間違いないのに、
キャリアからくる鮮度の低下とゆージレンマに、躓いてるのかな。
難しい課題だとおもいます。
敗者復活には驚きました。
オードリーが出てきたらおもろいかなと思いつつ、
出てきてどーすんねんとも思っておりました。
そしたら本当にオードリーが選ばれて、驚き、
しかもしっかり笑いをとって最終組まで残って、また驚きました。
オードリーって力があるんだな、と。
侮っておりました。
でもネタの順番は逆のほうがよかったかな。この先が楽しみです。
ボロボロだったのは、ザ・パンチ。
ツカミでやや受けだったのが、全体に響いてしまいました。
わたくしはまともに画面すら観れませんでしたよ。
戦いになれてない経験不足も出た気がする。
普段の半分ぐらいの力だったか。
M-1が、如何に特別で特殊なものなのか、よく分かりました。
ダイアンは、おもしろいのに印象が薄い。
スタイルも基本的だし、テクニックもあるのに、なぜか伝わらないのだな。
静かなボケと、激しいツッコミが相殺してるのかな?
それはさておき、
「サンタクロース? 知らん」ってネタは、お客さんが引いてたね、若干だけど。
ナイツとかもそーだけど、
今はこの手の惚けネタは、あまり有効ではないのかも。
モンスターエンジンとU字工事は、いま一つでした。
笑いはあったけど、次もみたいとゆーものではなかった。
で、優勝したノンスタイル。
が、
その前にキングコングw
去年よりも成績が悪かったwwキングコングwww
一年間、ライブ巡業で腕を磨いたそーですが、
ハッキリ言って、まるで成長していない。 スラムダンクの谷沢君か。
むしろキレがわるくなったぐらいだ。
はねトビだと、少しは工夫の色は見えたので、
期待がなかったわけではないが、がっかりさんだ。
なので。
キングコングについては去年、散々書いたのでそちらを見ていただくとして、
ノンスタイルの話に移るわけですが。
おそらく、彼らの笑いのスタイルやアプローチやらは、キングコングと一緒だとおもう。
よく似ている。
しかし、
キングコングのネタの穴をすべて埋め、
補正、補強して、精度を磨いたものこそ、ノンスタイルの笑いだとおもいます。
いわば完成型です。ある意味で。
一概に、スピードや、笑うポイントの多さで決まったのではない。
スピードには緩急を付け、ネタの配分も計算して組み立てている。
勢いだけでボケるとか、大声でツッコむとか、自分が楽しければとか、
そんな次元で産んだ笑いではないのでございます。
新顔ばかり、吉本ばかりで、
M-1もいよいよかと不安もありましたが、
良い意味で裏切られた大会で、ホッといたしました。
あ、あと、
上戸彩は、二度と司会などするな、と、最後に付け加えておきます。