その30。『SPIRIT(スピリット)』
2010年 09月 28日
ジェット・リーの、
つーかリー・リンチェイのかなり真っ当な、カンフー映画。
だが違う。違うんだなあ。
ストーリーは、いまだと、これでいいの? と、感じるぐらい、
オーソドックスなカンフー物で、
それもそのはず実在の拳法家の自伝が基になっている、そーです。
まるで少年漫画の参考書みたいな内容だ。
それはいい。
アクションも、さすがジェット・リー、
切れがあって素晴らしいし、何故かラスボスで出てくる中村獅童も、悪いわけでもない。
だが、と。
自分の記憶にあるカンフー映画とは、別物におもえてしまう。
だから、どーだとゆーわけでもないのだが、
熱くなるものとゆーか、引っかかってくるものが、少ない。
たぶん、これが洗練ってものなのだろうが。
出来映えでゆーなら、今の映画の圧勝である。
シナリオやら展開やら、舞台やら。
ただアクションと演技に関しては、上手い下手とはべつの話だけど、
昔に観たカンフー映画の方が、迫力はあった気がする、なあ。