その37。『劇場版 マクロスF ~サヨナラノツバサ~』
2011年 03月 03日
率直な感想から云うと、よくまとまっていて、おもしろかった。
この劇場版はTVシリーズをベースにしながらも、
総集編的ではなく、新作に近いものへと仕上げている。
ストーリーも似て非なり、と云いますか。
全編において、TVシリーズが前フリとゆーか伏線になっており、
あのキャラは、あのエピソードはどーなんの、って部分に対して、ちゃんと回答している。
三角関係にも。
逆に云えば、TVシリーズを観ていないと分からないところが多いわけで、
展開や時間的な理由から、説明不足な面があったのも否めないが。
それと前後編に分けたことで、二人の歌姫の見せ場をそれぞれに作れたのは正解だった。
しかも、
前回はシェリルのステージから始まり、クライマックスでランカが加わるのに対して、
今回はランカのステージがあり、ラストでシェリルと一緒に歌うとゆー、
ちゃんと対になる構成が素晴らしい。
2つであり、1つの映画になっているわけなのだな。
新型バルキリーが、イマイチな印象だった気もしますが、
それはさておき、
良い作品になっているとおもいますよ。
音楽が好きな人間としては、
歌が争いを止めるってのは、永遠の理想だしなぁ。
そんで。
やはり「星間飛行」は名曲である。
ゼロ年代に甦ったアイドル歌謡の王道であると、改めておもう。