映画のまとめ その七
2013年 02月 17日
前に地上波で観た吹替版がおもしろかったので、ノーカットの字幕版も観てみたよ。
当然、面白かった。
つか、よく出来ておりますね。
映画として新しいことはほぼやってないんだけど、
八十年代アクション映画のノウハウをブラッシュアップさせてとか、
そんな気の利いたこともせずに、
ウマくいったやり方でやってみるぜ、カラダが覚えてるやり方でな!
みたいな作りでね、もー安心して観ていられます。
ガン、格闘、ナイフ、死の飛行と見せ場も多く、シーンにはちゃんと緩急があるし、
ま、なにしろオールスターモノだからな。
賞を貰えるよーな御大層な映画ではないけど、
十年二十年先でも、テレビで何度も楽しめるタイプの映画ですね。
しかし、監督としてスタローンを評価する時代になるとは、ねぇ…。
あ、
エンディングの「The Boys Are Back in Town」も大事。
ヤツらが町に戻ってきたんだよ、いろいろあったけど、ここに戻ってくるんだよ。ってゆーね。
これ含めて、一本だから。
長渕など知らん。
シリーズも三作目となると、やはり苦しくなってくる。
個人的には大好きなジャンルなので、いくらでも続いてほしいのですが、精彩は欠いております。
なんか物足りない。
しかしね、どーしてこの悪魔だか悪霊は、
日常的にカメラで撮影したがる変態ばかりの家に取り憑くんでしょうね。
…それが狙いなのかな?
これも、80年代ど真ん中の、モンスター映画、かな。
スプラッター系で、ニンゲン様がドロドロに溶けてくれます。
チープとギリギリなところだけど、
CGではないSFXが、今観ると、逆に迫力があって恐ろしく感じます。
そんな凄いシーンがいくつもあって、意外に(失礼)も、楽しめました。
気が付いたら、
透明なプラスチックの箱に閉じ込められて、車のトランクで何処ぞへ運ばれる男、の、お話し。
シチュエーション・サスペンス。
主人公の男が、箱に寝転がって閉じ込められているので、
映画本編の九割、寝ている状態とゆー、なかなかな作品。
ワンアイデアを巧妙に広げたものなので、これ以上の説明も危険なのだが、
ラストも捻ってあって、良い具合です。
イジメられっ子とゆーか、
イジられっ子の誕生会に呼ばれた、イケ好かない奴らが、ヒドい目に合うサスペンス。
これはちょっと粗が大きくて、
密室でもなければ、復讐でもなく、なんだか、モンスターを作り忘れたホラーって感じがしました。