映画のまとめ 『裏切りのサーカス』、とか。三本。
2013年 09月 12日
や、もー、ホントにね、難しい映画だったわあ。
何が何だか、誰が誰なのか、始まってんのか、終わってんのかも、まったく掴めなかった。
かなり期待して観たんですけどね、ここまで難解なモノだとわ、ねえぇ…。
面白かったけどな!(キリッ
ってのが、初見のときにメモっておいた感想。
あまりの難解さに、パニクってるのがよく伝わってきます。
と、ゆーわけで、
もう一度観たのですよ、『裏切りのサーカス』。悔しいから。
さすがに、だいぶ分かり易かったすよ。
上手く整理できないとゆーか、理解できてないところもあるんだけど、
や、
すんげーオモシロいですよ。
分からないのにオモシロいと、こんなタイプの映画もあるんだな、と。
えー‥と、美術がね、
色調、デザイン、陰影から、服装、車、タイプライターと云った機械類、
それこそ建物に至るまで、
当然、時代考証の上で、見事な世界観を築いております。
そして、これから語り草になるであろう、あのラストシーン。
古き良き時代の終わりと、
新しくも灯が消えたよーな味気ない時代の始まりと、
人々の「それから」を映し、曲と共に幕が下りる。
こんなにも切なく、哀しく、優しく、高揚するシーンがあるのかと。
流れるフリオ・イグレシアスの「La Mer」も、最高! (しかもライブ録音!!)
監督さんは、『ぼくのエリ』のトーマス・アルフレッドソンなんですね。さすがや。
(最初のほうで、スマイリーがメガネを新調するんだけど、
これは映画的に黒縁眼鏡は「現在」、それ以外は「過去」のシーンって、わかるための記号なんだね。
じつは親切!)
前作に比べたらイマイチって話ばかり聞いてきたけど、
や、おもしろいやん、『2』。
アクションヒーローのアベンジャーズとして、愉快な作品だとおもいますよ。
ま、確かに、全体のまとまりや流れが弱いとか、
アクションのメリハリがないとか、気になるところもあるけれど。
ヴァン・ダムの、ラスボスチックな悪役もいいし、
前回、
かなりヒドい役回りだったラングレンが、何故かコメディリリーフと化しているのも、
結果、出番が増えているので、よろしい。
あとなんと云っても、チャック・ノリス。
もー、チャックが出てくるだけでニヤニヤしてしまう。
本人の口からチャック・ファクトが聞けるなんて、最高過ぎる!
スタローン、シュワノルド、ブルースの揃い踏みは、意外と、どーでもよかったな、うん。
『エクスペンダブルズ』は、
80~90年代アクションエイガのブラッシュアップなんだから、これでいいんだよ。これで。
不満があるとすれば、
スタローンのガンアクションが足りなかったのと、
エンディングの「The Boys Are Back In Town」を変えちゃったところだな。
次は改善しておくれ。
呑んだくれの刑事が、いきなりバーで一般人を三人も射殺!
何が始まるのかと、オープニングからハラハラさせられる、アル中ハードボイルド。
主人公のおっさんが悪人顔でロクに喋らないので、
何が進行してるのか、だけではなく、
善か悪かも不明瞭なまま、ストーリーが展開してゆく、まさにコアなハードボイルド。
しかし、その結末は、、、。
とゆーね、
ヘタすると感動してしまうラストも、見事でした。