映画のまとめ 『黄金を抱いて翔べ』、とか。四本。
2013年 11月 25日
犯罪映画、所謂ケイパーcaperモノですな。
井筒和幸監督の作品は、
体調が弱いときに観るとかなりヤラれたりするので、なるべく避けておったのですが、これはオモロかった。 サクッと観れた。ま、少し、ヤラれたけども。
シーンが、かなり、細かく、繋がれており、
戸惑いもしましたが、
余計な情緒を省き、速度を重視した、作品のカラーなんだと、
すぐにわかるよーな作りに、なっております。
浅野忠信の役のヒトは、あーゆーキャラなんだよ。
家族も大切だけど、仲間たちとの関係を選んじゃうヒトなんだよ。
んで、
妻夫木くんは、いい役者さんになりましたね。
も少し体に肉がついてれば、申し分なかったが。
安室ちゃんの曲も、そこまで違和感なかったなぁ。
合ってるとも、おもわんが。
そのヴィジュアルから、
ゴシックホラー系かなとおもったら、スタイリッシュなホラー…系の、コメディか?
怖そうな、恐ろしい気な雰囲気はあるけど、まったく活かされない。
何かが始まろうとしながら、べつに、何も始まらないとゆー、
エンドロールが流れて、ホントにビックリした。
あ、終わりなんだ、って。
スティーブン・キング風な原作を、
デビッド・リンチにかぶれた監督が撮ったよーな、ライトなティーン向けのホラーって感じ。
そこへエドガー・アラン・ポーを絡ませてくるあたり、
ジジ臭いなーとおもったら、なんと監督が、コッポラだとわかり、二度ビックリ。
エーーー、コレ、コッポラなのーーー!?
と、
愕然とする。
コッポラって、今、こんなの撮ってるんだ…。
深読みをして、作品の意味を探る方もおりますが、
あのラストで、そこまで考えるのもなぁ…。
おれ、ヴァル・キルマー苦手だし…。
この邦題は、ちょっと巧くない。
原題は『The Watch』で、
近隣をパトロールする「ご近所ウォッチャー」からきており、
アメリカにあるかどーか知らんけど、防犯防止の「目」のステッカー、あれが元ネタじゃないのかな、と。
知らんけど。
主演はベン・スティラーとゆーことで、
まあ、
いつものおバカ系の映画。
エイリアンが近所に侵入して、ニンゲンを襲ってるらしい。
ってのはよくあるストーリー設定だが、
そのメインの舞台が会員制スーパーのコストコだってのが、バカバカしくって、イイ。
下ネタをねじ込んでくるあたりも、バカ。
只、ベン・ステイラーも年取ったねぇ…。
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード主演の、
説明の必要もないぐらいの、名作西部劇。
と云っても、『荒野の七人』やマカロニ系とはまた違う、七十年代のニューシネマっぽさを感じました。
まったく知らなかったのですが、
実在の強盗団「ワイルドバンチ」がモデルになっとるのですな。
「ワイルドバンチ」と云えば、サム・ペキンパーの同名映画も有名ですが、
この二作、
同じ年に公開もされておりまして、妙な繋がりがあるもんですね。
おしまい。