チリを舞台にした、大地震&津波がくるぞーーー! 映画。
真夜中のクラブで遊んでたら、大地震が起きて、町は崩壊。
津波のサイレンが鳴ったり、
暴動が起きたり、刑務所から囚人がわんさか逃げ出したりの、世紀末ドキドキパニック。
当然、携帯など繋がりません。
パニック・スリラーの型をしているが、
実際の作りはホラーなので、ホラー映画として楽しむべき・・・と云いたいトコロだが、
日本人としては、まだまだ抵抗を感じるかも。
わたくしはアタマを切り替えて楽しめましたが、
そーゆートラウマ的なのとは別に、
大地震はそんなもんじゃねえよ、みたいな感覚もあったりしてね。
この映画では地震は夜に起きるので、そのへんのディテールは巧く誤魔化してるな。必要最低限に。
それと地震前の昼間にぷらぷら町中を歩かせて、
予め観客に外観を見せておくのは、良い効果を生んでますね。
前半の『ハングオーバー!』的なノリは、完全に計算された前フリだと、気付かされます。
丁寧な下地作りって、ホント大切。
それともう一つ効果的だったのは、死ぬ順番。
死亡フラグとは云わんが、ココでコイツ死ぬんかい!? みたいな驚きがあって、
先が読めない展開は、フレッシュでしたよ。
このジャンル、まだまだ工夫次第でイケるんだな、と。
只、
最期の洞窟でのアレは、もちっとスマートにやるべきだったな。
あと、余震がジャスト過ぎ。
「ポピュラス」じゃないんだから、
あんなタイミングで、ズガーン、ズガーンやられると、コントローラーを握ってる神様を想像してしまうわ。
「よっしゃ、ここで地震~。津波~」みたいな。
とゆーね、俗悪なホラー映画、デス。
出所したばかりなのに、昔の仲間の息子が、悪いことばかり誘ってくるんですよ~、
とゆー話を、
ちょっと捻り過ぎたら『オールド・ボーイ』になっとるがな。
そのまんまや。
主演がサミュエル・L・ジャクソンなんだけど、
これまたカッコ良く撮り過ぎでね、どーにもミスマッチを感じてしまう。
こーゆーのは、もっとボロっボロに描いてくれないと。
つか、保護観察官が買収されてんなら、アイツ殺しちゃえばいいのにね?
キム・ジウン、イム・ピルソンの二人の監督による、人類滅亡をテーマにした、全三話のSFオムニバス。
なんつーテーマだ。。。
一話目が、環境問題からの、ゾンビモノ。
二話目が、ロボット覚醒モノ。
三話目が、宇宙Amazonモノ。
とゆーね、
ま、要するにお金を掛けた「世にも奇妙な物語」みたいなもんで、
どれもよく出来てるけれど、オモシロかったのは、二話目、ぐらいかなぁ。
お寺のインフォメーション係のロボットが、ある日、悟りを開き、涅槃に到達する、とゆー。
このロボット描写がよかったな。どっかで観たよーな気もするが。
他の二話は、オマケだな。
ツイ・ハーク監督、ジェット・リー主演の、武侠アクション映画。
CGとワイヤーをたっぷり使い、その上3Dとゆー、
じつに現代っ子なアクション映画で、まー良く出来てる。
良く出来てはいるが、
面白いとか好きかはべつの話で、わたくしはあまり面白いともおもわないし、好きでもない。
CGとワイヤー技術の発達は、アクションをよりダイナミックに演出できるんだけど、
同時にアクションが苦手なヒトでも動かしちゃうので、そこで少し萎える。
また、完全に3D仕様で作られているので、そもそも2Dで観てはいけない作品なんだな、コレ。
脚本も付け足しに付け足したよーな展開だし、ストーリーも…。
ま、でも、
ジェット・リーのアクションは、さすがですよ。
こーゆー元々動けるヒトは、映えるんだよな。