『30-35』 VOL.0 「卒業」
2005年 03月 28日
30-35(0)「卒業」
オムニバス 茂木淳一 松田聖子 斉藤由貴 菊池桃子 おニャン子クラブ / Sony Music House
ISBN : B000793ECK
http://www.30-35.com/
を、買ってしまった。
このてのノスタル系グッズは正直、
毎日の変わり映えのない朝食よりも飽き飽きだったのだが、
この次号の第2弾、
VOL.1、
なんだかややこしい言い回しだが、特集はバンド・ブームということで。
30-35 vol.1「もう一回、バンドやろうぜ!」
オムニバス / Sony Music House
ISBN : B0007OE4RY
コレ。
んでもって選曲が、コレ。
大迷惑/ ユニコーン
すてきな夜空/ JUN SKY WALKER(S)
GLORIA」/ ZIGGY
Dear Friends/ パーソンズ
JUST ONE MORE KISS/ BUCK-TICK
フレンズ ~remixed edition~/ レベッカ
DIAMONDS<ダイアモンド>/ プリンセス プリンセス
星のラブレター/ ザ・ブーム
ZOO/ エコーズ
GET WILD/ TM NETWORK
ff (フォルティシモ)/ ハウンドドッグ
ビデオ買ってよ」/ カステラ
天井裏から愛を込めて/ アンジー
パヤパヤ/ LA-PPISCH
限界LOVERS/ SHOW-YA
紅/ X
ご覧のとおり、いわゆる「イカ天」系のバンドは除外されている模様。
おそらく企画の意図が、
バンド・ブームそのものではなく、ブームの起因となったバンドに向けられているからだろう。
しかしそーなると、
ボウイとブルーハーツが抜けてるあたり、飛車角落ちと言わざるを得ない。
また、
ブームとは関係なく既に人気があったレベッカやハウンドドック、SHOW-YAをあげるならば、
RCサクセションやレッド・ウォーリアーズも入れたほうが良いのでわ。
TM NETWORKはまたべつの流れのような気もするし、
エコーズとパーソンズは、
そもそもこのブームとどれだけ関係があっただろうか。
あと、万年ブレイク間近のLA-PPISCHとか。
な。
収録関係は、たんにレコード会社の問題なので致し方ないとして。
もうちっとつっこませていただくと、
Xがブレイクしたあたりはブームも末期で、
極端なメイクやハードコアな方向へ傾いて、後の「ビジュアル系」へ移行してゆくので、
そっちで語ったほうがいいのでは。とか。
なんだかつらつらと文句ばかり書いてしまったようでございますが、
何が言いたいのかといいますと、
バンド・ブームってのは、
個人それぞれの趣向が尊重されたムーブメントの集合体で、
時期やらなんやらで単純に区切れるものではない、
てー、ことだとおもうんですね。
考えてみると、
このブームの最中、洋楽聴いてたヒトらもいるわけで。
そーゆーのは、どんな流れにあるのだろうかと、
ちょいと気になります。
最後にさらに、加えておきますと、
このブームで一番ブレイクしたのは、
じつはレコード屋さん、音楽業界、、、
よりももっと、楽器屋さんが爆発的に儲かったことは、あまり語られておりません。
以上でございます。
わたくしもブームの真っ直中、
高校のクラスメートとバンドを組みました。
バクチクのコピーで、名前は「埼玉陸上競技協会」と言いました。
2曲だけ、ろくにコピーもできないまま、解散しました。
かなりの高確率で「バクチクのコピーバンド」と答える人に出会ったのを、
ふと思い出しました。
私も「やっぱパンクっしょ」「これからはワールドミュージック」なんて、
ずいぶんバンドブームには踊らされたものです。
結局、バンド名つけるのが目的でバンドやってたようなものでした。
やー。歳とったねぇ。
定番だったボウイのコピーが飽和したのと、
曲がシンプルだったからなんでしょうね。
簡単にカッコヨクっぽくなれるし。
ただ、この、
バクチク、Xって流れは、ビジュアル系へ向かうわけなんで、
人気があったってのも、理由があるのですね。