2014年の旧作トップテン。
基本、自宅で観た映画から選出。
んが、
トップテンって形で並べてみたものの、時代的な無理がだいぶ生じてるので、
ま、ベストテンだとおもって見ていただけると助かります。
まず、第10位。
⑩『
時をかける少女』(1983)
さすがに初めて観たわけでもなく、
押田守のアニメがあり、宇多丸さんと大林監督との対談があり、
筒井康隆の原作も読み、
個人的なユーミン再評価や80年代リバイバル、アイドルへの新たな認識を経てからの鑑賞となった為、
じつにフレッシュな気分で楽しむことができた。
特に、あの回廊へ迷い込むかのよーなラストと、
エンディングのカーテンコールには、
役柄を超えた「原田知世」への想いが感じられる、興味深い作品でありました。
⑨『
エンド・オブ・ウォッチ』(2013)
ファウンド・フッテージとゆー手法に引き摺られた感もあるが、
緊張と緩和が激しく交錯する、新たなタイプの作品となった、と、おもふよ。
正直、結末のショックが大きすぎて一度はランキングから外してたぐらいなんだけど、
「アイツ生きてるじゃん!!」と、
一瞬、本気でおもったとゆーイタい出来事があり(マジ)、ランクに返り咲きました。
⑧『
隠された記憶』(2006)
物語の結末がよくわからないのは、意図的なもののよーで、
そこは自由に考えていいらしい。
そんなあやふやさがありながら、
衝撃的に展開してゆくストーリーが素晴らしく、地味な作品ではあるが、つよく印象に残った。
これも一種の、「素材」映画ですね。
定点観測的な映像なのに、ニンゲンの本性が映されるとゆー、不思議。
全11作、
旧シリーズも新シリーズも、それぞれ独自の面白さがあったので、シリーズとしてランクイン。
7位とさせてもらった。
北朝鮮と韓国の、卓球代表合同チームのお話。
とゆーだけで、
いくらでもベタなストーリー、ベタなエピソードを想像できるだろーが、
そこから逃げず捻らず、
真っ正面からドストレートに描いた、見事な秀作。
こーゆー作品だからこそ判る、実力の一本でございます。
地上波のゴールデンで、ちゃんと放送すればいいのに!
⑤『
アウトロー』(2013)
トム・クルーズの新たなアプローチに、目からウロコがこぼれた一作。
この映画を観なければ、
『
オール・ユー・ニード・イズ・キル』も『
ロック・オブ・エイジズ』も楽しめなかったばかりか、
誤解していたかもしれない。
スターは笑われたら終わりだとゆージレンマから、自ら笑いを内包することで脱却してみせたのだ。
是非とも、いつか「エクスペンダブルズ」シリーズに悪役として、
ベン・スティラーやジャック・ブラックを引き連れて出演してほしいものだ。
トムならやってくれるはずだ。
(失敗してるスターで分かり易いのは、ウィル・スミスだね。)
今回のぶっこんでみました、その1。
これはね、感覚が懐かしかったんだな。
岡崎京子を筆頭とする、南Q太、南喃キリコ、よしもとよしともやら、
あのへんの、あのマンガを読み込んだときの気分に。
ぶっこんでみました、その2。
なんだかんだで、ここまで昇るかと、我がで選んでびっくりしております。
しかし、単純に面白かったんだわ。ゴア描写にも容赦ないし。
感想でも云ったけど、
『
ロボコップ』より「ロボコップ」らしいジャッジ・ドレッドが、
新米の相棒と共に、
閉鎖されたマンション・タワーを、悪党を潰しながら昇ってゆく、んだよ。
バディモノで、
メカ&エスパーなSFモノの、ガン・アクション映画なので、
中学生男子には是非オススメしたいのだが、
残虐描写でレートが上がってるアホな感じにも、好感がもてる。
②『
シュガー・ラッシュ』(2013)
お姫様がカーレーサーとなって、ゲームの世界をサヴァイブする。
この作品を新たなシンデレラ像として、
『アナと雪の女王』、『マレフィセント』と辿ると、たいへん面白いですね。男女のバランスが。
とゆー意味も含めた、とても現代的(現在的?)なテーマを、
コミカルでキュートに描いた本作が、ツボでした。
そして、第1位は、
日本で公開されたのは今年なので新作に入れてもよかったのだが、
家のWOWOWで観ちゃったので、コチラにランクインさせました。
んで、堂々の1位。
たぶん、
わたくしが感動したあのシーンは、「去勢」なんだな。
『カッコーの巣の上で』のジャック・ニコルソンがロボトミー手術された、あの怒りと似ている。
誰が、お前に、俺の睾丸をくれてやるか! と。
ちょっと脱線気味な話をすると、
マーティン・スコセッシが、
あの題材を、
あんな形の映画にしたのは、これが「現在」を映す作品だからなんだな。
ある意味、ヒドラ党より厄介な、ナニカの姿を映している。
以上、
旧作ランキングでした。
オマケへ続きます。