映画のまとめ 『ファントム・オブ・パラダイス』、とか。三本。
2015年 07月 02日
(因みに、08年に再び行われたベストテンでは、ギリギリ十位。)
何度となく、そのバッタもんを目にしてきました。 (『ベルセルク』のグリフィスとかな。)
まーオリジナルのファントムが、切なくて、恐ろしくて、カッコイイことよ!
こりゃパクるわ!
敵役のスワンもマモーみたいで、
つか、『ルパン三世VS複製人間』って、この映画の影響受けておりますね、たぶん。
とゆー、『ファントム・オブ・パラダイス』は、
タイヤがヒトを殺しまくる映画。
社会問題への批判とか比喩ではなく、ホントにそのまんま。
ホントだから。
ホントに、そーゆー映画なんだから。
SFアクション…で、いいんかな?
プロペラ機が水中に潜ったり、輪っかの光線銃があったりと、
スチームパンクで、レトロフューチャーな世界観全開の、
アメコミみたいだけど、アメコミじゃない映画。
デザイン性の高いアングルと高密度の画面情報に、びやっとソフトフォーカスが掛かっておりまして、
(今観ると若干やりすぎでぼやけてるよーにも見えますが、
オモシロいモノを作るなと、感心しました。
作品カラーはだいぶ違うが、次の年に公開された『シン・シティ』(05年)とコンセプトは近いかも。
しかし。
形のユニークさと中身はべつで、ストーリーは、微妙。
これわ…と、考え込んでしまうぐらい、微妙でした。
丁度、
作品自体も似通ってる、大友克洋の『スチームボーイ』を思い出してしまいましたよ。
アメコミ映画ではないんだけど、
前年には結局シリーズ化されずリブートされた『ハルク』(03年)が、
その微妙さが際立ちます。
主演がジュード・ロウってのも、なんかアレでしょ。