『バケモノの子』、観た。
2015年 07月 22日
厳しい言い方になってしまうが、何もなかった。
何も見付られなかった。
まるで積み木を積み上げただけの不安定さを感じた。
頭に浮かんだのは、
ってことと、
これが宮崎駿なら、
リアルな渋谷の街並みを再現しても、
今の渋谷に感じ入るものがないし、
画一的なイメージでしか描いていないので、じつに面白くない。
バケモノたちが住む街も、
一見、おおっ! とはおもったが、
やはりタダの背景で、箱庭に描いた絵だ。
何故そー感じたのか、説明は難しいが、
それは輪郭をなぞってるだけで、「一個」ではない。
メインのキャラが、
あの細田守が、どーしてこんな描き方をしたのか、まったく理解ができない。
フラットにすることで、
今回は只々フラットなだけなのだ。
父と息子の話だと聞いていたが、
これは親から逃げた「子」と、
そこへまた中途半端に現代の社会へ戻したり、さも何かの問題を描こうとする蛇足。
ハッキリと不快におもふし、
作品が解消してないストレスがダイレクトに伝わってくるんだな、コレが。
まーこれから、
好意的な感想も聞いて、しばらく時間も経てば、また印象も変わるとおもふが、
初見の感想は、こんな感じでした。