映画のまとめ 『マーサ、あるいはマーシー・メイ』、とか。四本。
2015年 08月 30日
しばらくカルト集団に身を寄せ、音信不通だった妹が帰ってきた。
姉は夫と共に、
とゆー、
ジャンルで説明するのも難しい作品で。
所謂宗教とも異なる、小さなコミューンみたいなもので、
そこに不快感はあるが、明確な邪悪さはない。 (途中から段々と実態は判明するのだが。)
「洗脳」とゆー言葉にはネガティブなイメージしかないが、
例えば、
大学を出て、結婚もして、金銭面でも余裕がありそーな姉は、妹を助けられたのか?
過去も含めて。
実際、姉はまったくと云っていいほど、妹とコミュニケーションが取れず、
遂には手放してしまふ。
常識とか道徳的な話ではなくて、この姉と妹の違いは何なの?
とゆーことだ。
ストーリーは単純に、「洗脳」の恐ろしさを描いたサスペンスとしても楽しめるし、
ラストの、
何が始まるのか!
とゆーキレた終わり方もよかったが、
わたくしはこの姉妹の有り様が、興味深くおもえましたよ。
どーやら、またわたくしの苦手なヤング・アダルト系の映画化で。
今度はどーだろ? ぐらいの気持ちで観たら、
コレが意外と楽しめました。
アメリカ南部を舞台に、
魔術師だか魔女だかの末裔の女の子の、ま、ラブストーリーなんですが…。
この二人の関係を結ぶ行程がよかったのと、
それを邪魔する周囲の、(街ぐるみともいえる)排他的な偏見がねちっこくて、
ま、只、
中盤以降の展開が尻つぼみとゆーか、
流れ的に間違ってはいないけど、秘密の図書館で謎を調べるってゆーシーンが、
ホントに本をパラパラと読み漁るだけで、
それをずーーーっとやってしまうのは、映画的にダメだとおもふぞ。
しかし、
アメリカの若者は、好きなんだねー、こーゆーストーリーが。
どーゆー因果か知らんけど、日本のラノベと一緒だな。
お高いスーパーカーを使用しての、違法公道レースのお話。
そもそもこのゲームをよく知らないので、ストーリーの関連性とか判らんし、
正直、
設定がまったく飲み込めないまま展開してゆくのは、
おそらくわたくしの勘が鈍いからだろー。勘が。
行動の一つ一つに、
まあメインは車とレースなんで、どーでもいいんだろな。
どーでもよかったし。
主演の男が、
ずっと大友克洋のマンガみたいに髪が逆立って見えるのは気のせいとして、
ヒロインの子はカワイかったし、
全体に性的なニュアンスが抑えられているのは、「ワイルド・スピード」との違いかな?
カー・レースモノとしては、ぜんぜん楽しめるとおもいますよ。
妙に芝居がかった謎のレース主催者兼DJ役を、マイケル・キートンが演じております。
コイツが何故、捕まらないのかが、
いちばんの謎であったが。
実際に起きた、臓器売買の事件を基にした、韓国産のサスペンス映画。
これはまた容赦のない演出の連続で、
更に二転三転するストーリーも素晴らしく、唸るよーに最期まで見入ってしまいました。
つかね、
ドラマの巧妙さと、現実の社会問題を扱うテーマ性がお互いハイレベル過ぎて、
作品自体がかるくショートしちゅうのが、韓国らしいと云えば、らしい。
ホント、
絶望的な話なので、注意してくださいね。