『ちはやふる ~上の句~』
2016年 04月 17日
最近は映画館でチラシと一緒に原作コミックの試し読み的なモノも配布されておりまして。
それを読んで、
まず、前後編商法が気に喰わない。
制服恋愛ポルノに興味がない。
とゆーネガティブな気持ちでしたが、
コレは、
とてもよくできたアイドル映画、青春映画になっているとおもいます。
百人一首の文学性と、
ちゃんと映画的な演出の上、十二分に描かれている。
主演の広瀬すずについては、
フレッシュなエナジーが迸ってる時期なので、
その主役っつーかセンター感の見応えも、半端ない。
仲間や対戦相手も皆、個性的なキャストが揃っており、全体のハマり具合がまた良い。
決勝戦のポイントを、
ストーリーがぐいぐい盛り上がる。
山登りの、「机くん」側からのカットをココで入れるのも、絶妙ですよ。
ご飯を用意するシーンで、こぼれたお米をササッと拾うトコとか、
細かい演出がホントに活きている。
アニメやCGを使った演出も効果的だし、
カルタや着物、桜や神宮のロケなど「和」のテイストが素晴らしい。
後編の「下の句」次第では、
つかね、
こーゆー映画こそ、海外でウケるんじゃないの?
日本の歴史ある文化と現代の若者を描く、他にはない、独特な作品になってるとおもいますよ。
「進撃」なんとか「テラ」なんとか、よりも。