女が戦車に乗って戦うアニメ、『ガールズ&パンツァー 劇場版』
2016年 10月 11日
TVシリーズは何度か見掛けたよーな気もするが、
「戦車の動作がスゲーな」以上の感慨も印象もなく、自分とは関わりのない作品であろうと判断した。
劇場版が公開されると事態は急変し、
(元からヒットはしていたのだろーが)作品はブレイクし、映画はロングランとなり、話題となった。
ならば観なくてはなるまいよ、と、
わたくしのゴースト(野次馬)が囁くので、何の予備知識もないままに、観た。
(女が戦車に乗って戦うコトだけは、知っている。)
以下、
あまりにも無知なコトばかりなので、箇条書きにするパターンに変更す。
○(戦車が入り乱れて)敵と味方の区別がつかない。
○勝敗の基準が判らない。(ダメージ制なのか。)
○砲弾が命中しても被害はないのか。
○車外へ思い切り顔を出しているが、危険ではないのか。
○試合の全体がまるで把握できない。何処からともなく戦車が湧いてくる印象。
○町も戦場になるが、住民の姿はない。
○顔を出すのは、やはり危険ではないのか。
○町は壊しても構わないのか。
○人々は、何処で生活しているのか。
○砲撃の爆音や衝撃で、PTSDは発症しないのか。
○実在の戦車が配備された国のイメージのまま登場するので、
○メガネが割れたり、服が汚れたりするので、やはり被害や影響は無くはないのだな。
○フツーに戦車は爆発しているが、ヒトは死なないのか。
○ペンギンがいる。
○「マクロス」とゆーより「メガゾーン」みたいなものか。
○組織も身内で回してるよーな印象が見え、閉鎖性を感じる。
○人類は既に絶滅して、
○だから時折、命の価値が低いよーにおもえるのか。
○いつも紅茶を飲んでる女は片時も手放さないが、腕がティーカップと一体化しているのか。
○オールスター映画だった。
○終わり方はスッキリ。
完全に、初心者厳禁な映画であった。
細部よりも基礎設定が判らぬストレスが半端ない。
ま、
評判通り、
戦車戦は見事な迫力、演出でありました。
コレは映画館で観たならば、さぞ愉しめたことだろう。
リアルとフィクションのバランスも巧妙で、大胆に嘘をつく開き直りっぷりがスゴい。
総じて、好印象。
機会があれば、シリーズも観てみたいよーな気もする。
○「マッドマックス」、ではない。
むしろ世界観は『A.I.』のラストのアレに近いのではないか。