2016年、ベスト&ファニー映画。その1(新作)。
2017年 01月 15日
内、新作44本の中から、ベストを選びたいとおもいます。
2016年新作ベスト。
⑩『ミュージアム』
⑨『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
⑧『葛城事件』
⑦『残穢 住んではいけない部屋』
⑥『マジカル・ガール』
⑤『ヒメアノ~ル』
④『シン・ゴジラ』
③『アイアムアヒーロー』
②『SHARING』
①『この世界の片隅に』
以前ツイッターで発表したものから、若干変動しております。
⑩『ミュージアム』
それでもやりきった感はあるし、実際、最後まで面白く観ることができた。
やっぱこの監督さんは巧い。
そして小栗旬は、ダーティーに追い込めば追い込むほど、魅力を発揮する。
原作から改編したラストも、納得できました。
⑨『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
エンタメ枠として、九位に。
シリーズモノなので独立してない点がマイナスとなりましたが、
ヒーロー・バトル・ストーリーとして、最高峰ですよ。
⑧『葛城事件』
誉め言葉として、
二度と観たくない、一作。
⑦『残穢 住んではいけない部屋』
16年は何気に、ホラー映画の当たり年でもあったとおもふ。
良い作品ってばかりではなく、新しいスタイルの作品が増えた。
洋邦共に。
怪談が好きなニンゲンとしては、
この見事な「実録系怪談」の映像化を、評価しないわけにはいかないのです。
⑥『マジカル・ガール』
暴走する善意、愛が、
他の善意、愛を喰い破る。
純粋で冷酷な連鎖。
過剰な情緒を削ぎ落とした映像表現が素晴らしい。
相反するよーな「魔法少女」の存在も、強烈。
⑤『ヒメアノ~ル』
森田君の怪演だけではなく、
ムロツヨシのベストとも云えるだろう、キャスティング。
絶妙な、最高のタイトルイン。
そして疎遠になった友人とゆー、あまりに切ないテーマが、印象に残った。
自分が疎遠にされた方かもな、とか、想像できる?
④『シン・ゴジラ』
ランキングが変わったのはココで、
二位から四位に下がりました、『シン・ゴジラ』。
強いて云うなら、足りなかった。
(③へ続く)
③『アイアムアヒーロー』
主人公の英雄が、
隠れたロッカーの中で何度も何度も何度も悩み、怯え、迷い、
遂に飛び出した瞬間から、クライマックスの銃撃戦へ突入するカタルシスは、
思い出すだけで興奮が甦る、格別な名場面でありました。
ラストの台詞、
「英雄ですよ、ただの…」
ココに至るまでのドラマ性が、『シン・ゴジラ』には欠けていた。
(とゆーか、意図的に排除されていた。)
巨災対のメンツは個性的だったけど、群像劇にまでは昇華されなかったとおもふし、
何よりパブリックな「ストーリー」が優先されたからね。
逆にゆーと、だから『シン・ゴジラ』は成功したわけだ。
そこの差で、この順位に変更なりました。
(②へ続く)
②『SHARING』
奇跡的にそのドラマ性とストーリー両方を兼ねた上に、
ホラー映画として表現してみせたのが、『SHARING』だとおもいます。
誰もが見慣れた光景、
誰もが想い、考えるコト。
希望。絆。願い。
その視線を変えるだけで、これほど恐ろしいものが見えるのか。
(或いは、見えていなかったのか。)
妄想と感情が混濁する。
監督の意向には反するでしょうが、ソフト化してほしい。。。
①『この世界の片隅に』
「ありがとう」とか「あいしてる」とか、もっと言ってやれよなー。
などと思いながら観ていた。
それが言えないとゆーか、言わない時代だったんだなあ。
今は、それが言えるだけ豊かなのかな?
そんなことも考える。
も、泣けてしまったので、決まりでした。
家に帰ってからも泣けたし、
未だに作品の映像を見掛けると、特別な感情が湧いてくる。
大傑作だとおもいます。
以上が、2016年新作ベスト。
次点は、『オデッセイ』かな。
エンタメ枠で『シビル・ウォー』とどっちにするか迷ったけど、
これから見返す回数でいったら『シビル・ウォー』の方が上かな? とおもって外しました。
惜しい。
次点の次点は、
『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 アルティメット版』。
劇場では公開してないバージョンなので選外になりましたが、
公開時に観てがっくりした方にこそオススメ。
驚くぐらい、面白くなってます。
『FAKE』は、
時間が経つにつれてちょっと内容の偏りが気になり、物足りなくおもえてきた。
じつはそーゆー内容ではないんだけどね。
「新垣隆」バージョンも観てみたい。
ホラー映画では、
『クリーピー 偽りの隣人』、『貞子vs伽椰子』も良かった。
2016年の邦画の勢いが、兎に角、凄かった。
前半に公開した『ちはやふる』も良い映画だったし。
観てないけど『君の名は。』も大ヒットしたしな。
大袈裟でもなく、特別な一年だったとおもふよ。
映画を追い掛けてて、ホントに楽しかった。
来年とゆーか今年も、、、
逆に不安も感じるが、楽しくなればいいなと願うよ。