『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』 ネタバレは少し。
2017年 12月 16日
あんまり面白いと逆に云うこともなくなるし、余計なことも云いたくない。
と思っていたけど、
レイとカイロ・レンにそれぞれルークとアナキンを投影することで、二つの三部作が同時に内包されている。
ストームトルーパーだったフィンはまさに「多数の一人」の象徴であり、
パイロットのダメロンは、真の英雄とは何かを知る。
この四人四様で語られるテーマの構成、微妙なリンクが、予想以上に秀逸。
フィンのデカすぎる失敗も含めて、見事な成長物語になっていると思います。
(ダメロンに作戦を伝えなかったのは、彼が志願して犠牲にならないよーにした配慮かな?)
「ジェダイは最盛期なのに失敗してダース・ベイダーを生んだ」とゆー台詞も興味深くて、
アナキン三部作をその視点で観るのも面白そーだ。
更にこの結末が、
ジェダイとシスを統合する方向になるのだろーか、、、と妄想が止まらない。
レイがルークに、とか、
ダメロンがホルド提督に、とか、
あのXウイングを、とか、
カイロ・レンの内面がもうちょい、とか、
云いたいこともあるけどさておき、
ライアン・ジョンソンは素晴らしい三部作の中間作を作ってくれました。
次どーするんだろ? と心配になるほどの、傑作です。
あ、