イップ・マン対デブゴン! カンフー映画、二本。


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ドニー・イェン,マックス・チャン,マイク・タイソン,リン・ホン,パトリック・タム/ギャガ

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 「後のブルース・リー映画」の大本命、「イップ・マン」シリーズが帰ってきた!

 いろいろ説明必須なことばかり口走ってしまいましたが、
 「イップ・マン」とゆーブルース・リーのお師匠さんがカンフー映画界では大人気。
 イップ・マンを題材とした映画やドラマは何本も作られまして、
 大概、
 その締めは「後のブルース・リー(の師匠)である」がお約束になっているため、
 「後のブルース・リー映画」と呼ぶのです。わたくしが。

 更に、
 「イップ・マン」シリーズは幾つか存在しており、
 本作はウィルソン・イップ監督とドニー・イェン主演のコンビで作られた、本家とも云えるシリーズの第三作目。
 (「誕生」や「最終章」は、別の製作によるシリーズです)
 更に更に云ってしまうと、
 シリーズの時系列や設定も整っておらず、フィクションな箇所が多々あり、
 続編とゆーより、番外的な新作として楽しむのが宜しいかと。
 しかも次作「4」もやるみたいで、ますますイップ・マン世界が広がります。

 さて、やっと本編の感想になりますが、
 かなりフィクション色は強まり、通常のカンフー映画になっております。
 (これまでが「非常」だったわけでもないが)
 劇映画とゆー意味で。

 目玉はやはり、マイク・タイソンとの対決。
 中盤辺りで腕試し的に闘って痛み分けかな? と予想してたらほぼその通りで。
 しかし現役を退いてからだいぶ経つけど、タイソンの衰えぬ迫力は見応えありました。
 対するドニーが体勢を低く構えるのは、猪木対アリ戦のオマージュなのでしょうな。

 ラストは、詠春拳の同門対決。
 TOKIOの山口達也似の相手と、正式な決闘になります。
 棒術やでっかい包丁みたいな短刀を使い、こちらも見応えあるバトルになりました。

 何度も云いますが、
 オーソドックスなカンフー映画なので、定番の硬さはあるけど新鮮味は欠けております。

 家族とゆーか夫婦愛の描写は今回も丁寧に描いており、
 社交ダンスのシーンや、
 ラストの木人の音とかね、泣けました。


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サモ・ハン,アンディ・ラウ,ジャクリーン・チャン,ユン・ピョウ,ユン・ワー/株式会社ツイン

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 後ではなく、今でもデブゴン。
 サモ・ハン・キンポー主演の、アクション映画。
 (現在はサモ・ハンと呼ぶそーです)

 ストーリー的には『レオン』に近く、
 作品的には『アジョシ』、『イコライザー』、『96時間』辺りの感触か。
 現代的なアプローチと最新の撮影技術が、
 香港カンフー映画のノウハウと合わさることで思わぬ爆発をみせた。

 主人公のお爺ちゃんことデブゴンは、
 元特殊部隊員で、現在認知症を患う大変危険なお爺ちゃん。
 (プロフェッサーXよりも進行しており、会話もままならない)
 過去に預かった孫娘が行方不明になるトラウマを抱えており、近所に住む仲の良い少女にその面影をみる。
 しかし少女の父親はマフィアからの借金を踏み倒そうとして…、
 とゆー導入部分が、
 深刻な内容に反して小気味良くスピーディに展開する匙加減がおかしい。
 認知症のデブゴンが、
 如何に世間から剥離した存在なのかを表現しているよーにも思えるけど、
 あっさり過ぎて伏線まで弱くなってる気もします。
 レコーダーの件とか、マフィアの扱いとか。

 特にロシアン・マフィアの大胆とゆーか雑把な役回りには、感心すら覚えました。
 そしてエンディングで明かされる、素っ気ない割に衝撃的な少女の行方。
 (結果、二つのマフィアが潰されます)

 誰得か判らない、大人の事情っぽいエンド後のリピートなど、
 計算では作れないステキなシーンばかり。

 加えて、とゆーかこちらがメインなのですが、
 サモ・ハンの壮絶な骨折りカンフーが激烈。
 片っ端から骨関節を砕く技の数々に、戦慄が走ります。

 こんな映画を撮った監督誰や!? と調べたら、サモ・ハン自身で二度吃驚。

 アンディ・ラウ、ユン・ピョウ、ツイ・ハークなどゲストも豪華。
 ちゃんと情緒豊かなほのぼの&切ないシーンもあり、
 カンフー全盛期を知る世代には、なかなかぐっときます。

 製作自体は『ローガン』よりも早いのですよ。


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by y.k-ybf | 2018-05-13 20:43 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


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