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ハロニチワ赤ちゃん! 『グレースフィールド・インシデント』


 上司にタダで借りた別荘へ遊びに行ったら大変なことが起きる、
 ファウンド・フッテージ型のホラー。

 今回のカメラは、義眼。
 事故で片目を失った主人公の男性は、義眼に小型カメラを仕掛けます。
 ワイフへのサプライズの為に。。。

 隠し撮りの映像を見せられて喜ぶとゆー発想がイマイチ理解できませんが、
 安心してください、
 カメラはもう一台あります。
 友人が購入したばかりの最新型カメラを持参してくれました。
 また別荘へ着くと、
 ケータイの電波が圏外になるばかりか、勝手に動画を撮影する誤作動が起こるよーになります。
 なんたる好都合(映画的に)。
 防犯用の監視カメラもあるので、
 合計、かなりの数のカメラがスタンバっております。

 さあこい、怪奇現象!

 豪華な別荘に浮かれていると、上空スレスレに謎の飛行物体が落下してきました。
 こりゃ一大事だぜ! と、
 義眼にカメラを仕込んでるバカは、一目散に夜の森へ突貫し、落下物を発見。
 高熱だとか放射能だとか、
 誰もが真っ先に思い浮かべる危険性をすっ飛ばし、素手で落下物を掘り返すバカ。

 この落下物を巡り、恐ろしい何かと遭遇するのであった…。
 メデタシメデタシ。。。

 とゆーホラーなんですが。
 まず、
 カメラが多いのは助かるが、映像の切替が細かくて目が回る。
 同じ場所に二人と二つのカメラがあって、バシバシ切り替わるのはハッキリと辛い。
 現場の音声を使っていないのか、吹替みたいな違和感がずっと残る。
 演技が下手…なわけではないと思うけど、
 台詞やリアクションが劇ドラマのよーに過剰&不自然で、
 カメラもきっちり画角で映してくるし、効果音も付くし。
 「ファウンド・フッテージ」の疑似ドキュメント感は、最早皆無。

 「ビッグフット」、
 「ミステリーサークル」とゆー懐かしいネタを真顔でぶっ込んでくる姿勢には驚かされるが、
 例の落下物の正体が、
 宇宙人の○○ゃ○で、じゃあ追ってきたのは宇宙人の…?
 シャマランの『サイン』を思わせる、大胆な宇宙人の登場とドアップ。
 そして、
 えっ、みんな帰してくれるの!?
 ハッピーエンドなの!?

 とゆー前代未聞のラストを受け入れるには、一晩寝ないとムリでした。

 通常のスタイルのホラーだったなら、奇をてらった失敗作で済んだだろーけど、
 下手にファウンド・フッテージに手を出して、倍にしくじってる気がします。
 この認識の甘さが、個人的には最大の許すまじ! でした。
 (作品の作り自体はそこまで悪くないんだけどね、
  とゆー最後のフォロー)


 しかし、
 あの義眼カメラの音声って、どーやって録音したんやろ?


by y.k-ybf | 2018-07-15 00:03 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by yuki-yo