こんな映画も観てますよ。四本も。
2018年 10月 14日
鬱病から復帰して働き始めたママさんを、病み上がりは使えねーからと会社側が一方的に解雇通告。
しかし投票はママさんの復帰か、ボーナスを受け取るかの選択になっており、分の悪い選択であった。
ママさんことサンドラは、
残された週末を使い、一人一人説得へ向かうのだが。。。
ボーナスを諦めて私に投票して、とゆー説得行脚は、
そもそも皆安月給で、
それでも味方してくれるヒトも現れて、
元気になったり、落ち込んだり、お薬を飲んだり、沈み込んだり、お薬を一瓶飲んだりと、
それでもサンドラは頑張るのです、家族の為に。
そして遂に、投票の月曜日。
結果は観てのお楽しみ。。。楽しみ!?
フランスの移民難民問題も含めた、考えさせられる映画ではあるんだけど、ちと露骨でキツかった。
うーん…と、疑問に感じましたよ。
後半に登場する重要なアイテムを指しており、
邦題は寧ろミスリードに近い無意味なもので、疑問が残る。
しかし問題はタイトルではなく本編の方で、まあぁ退屈なのです。
ずっと芝居の稽古とゆーかワークショップとゆーか、
だらだらとした会話が続き、
デビィッド・リンチがホームビデオで撮影した「バードマン」みたい、
とゆーと無駄に面白そーに思えますが、実際は違うので要注意です。
悲惨な航空事故の被害家族と、
その要因となった管制官の内面に迫る、静謐な心理ドラマでもあります。
が。
問題はやはりシュワノルドで、
家族を失う悲しみや孤独は伝わってくるんだけど、どっかに強さが残ってるんだよね、芯の強さが。怒りの強さが。
そんなシュワの弱さを撮らなければならないのはかなり難しかったのではないか、などと思う。
被害家族を追い詰めたものや、管制官の心情や罪悪感の裏付けが薄く、唐突な印象が残った。
原題は『INTO THE FOREST』。
パニック系のサバイバル・スリラー。
突然電力が止まって全米がパニックに。。。
お父さんも不慮の事故で亡くなり、
あまり仲が良くない姉と妹だけが、森の中の(けっこう大きな)家に残されます。
さて、どうしよう? とゆーお話。
コレ面白いのは、、、いや、愉快ではないんだけど、
まだティーンの妹はお父さん子で、野趣の知識や経験があって事態に対応しようとするんだけど、
ダンサー希望だった姉はまったく何も出来ない&やる気もなくて、
スーパー問題児っぷりをぶりぶり発揮して、終始妹を困らせます。
パニックとゆーより、ドメスティックなサバイバル映画。
すんごくイライラします。
妹の提案や意見にはやたら反対するわ、ろくに手伝わないくせにすぐ寝込むわ、
貴重なガソリンを無駄に使おうとするわ、
(彼女は被害者だけど)妊娠するわ、出産するわ、遂には…。
姉っ!
姉よっ!!
と、フルコースの暴れっぷり。
荒ぶる悪魔(姉)を健気にサポートする妹の姿には同情を禁じ得ない。
彼氏とも泣く泣く決別したからな。姉のために。
原作では結末までの展開にもうちょい説得力とゆーか、致し方ない感がありそーなんだけど(未読)、
映画では最後まで姉の狂乱に付き合わされた感がつよく残る。
ホント、ある提案には我が耳を疑いましたよ。
正気か、と。