三大イヤな監督の、イヤな映画。三本。
2019年 06月 08日
指摘されるまで気が付かなかったけど、お祖父ちゃんと娘の設定が前作『愛・アムール』と一緒なのね。
続きではないらしいけどテーマを更に深めた作品ではある、らしい。
正直に云うと、わたくしにはよく判らん映画でした。
視点に距離があるとゆーか、
ネットにアップされたバラバラの動画を張り合わせたよーな視点に感じられました。
本音をぶちまけるボケ老人と、SNSでしか本心を語れない人々。
死にたがりと壊したがりの死亡遊戯は確かにコメディっぽくも見えるけど、ちょっと中途半端な気もした。
指折りシーンは最高です。
「ザ・スクエア」とは、だいぶ要約すると「額縁」のことで。
それは「思い遣り」と似ている。
では、額縁の外の世界は…。
と、ゆー話。
もーバカバカしいほど辛辣な棘は観る者の胸に刺さり、ゾッと鳥肌を立てる。
額縁の中では人々はあんなに優しく、賢く、他人を敬うことができるのにね。
批評の無限入れ篭。
これが味わえるだけでも観る価値がある。
つか、
こーゆー気分を体感したくて映画を観ているよーなものなので、もうメロメロです。
大仰な劇伴も一々可笑しい。