カテゴリ:映画( 901 )

ティム・バートンの映画、まとめて三本。


マーズ・アタック! [Blu-ray]

ジャック・ニコルソン,グレン・クローズ,アネット・ベニング,ピアース・ブロスナン,ダニー・デヴィート/ワーナー・ホーム・ビデオ

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 日本での公開は97年。
 以前もWOWOWで観て、今回久しぶりに観返しました。
 露悪趣味な映画だなとは感じていましたが、そーゆーものとして楽しんだ。
 しかし当時は否定的な意見も多く、
 ブラックユーモアとも捉えられずに怒っているヒトがいたのを覚えている。
 前年の96年には『インディペンデンス・デイ』が、
 同じ97年には『コンタクト』が公開されているのも面白い偶然?で、考えてみたら世紀末だからね。当時。
 ドラマチックな物語が支持されていたのかも。
 (因みに『アルマゲドン』は98年)
 わたくしの周囲では、そんな印象。

 さて本編は、もちっと間延びしてる記憶でしたが、
 今観るとテンポも悪くなく、さっくり終わるのが心地良い。
 主役は、、、
 ジャック・ニコルソン(本人)だよね?
 あのジャージ姿のお婆ちゃんはキュートだし、
 トム・ジョーンズが唄うラストは何度観ても最高だ。(CD買った)

 当時のCG合成は(今では)古臭く感じられ、
 寧ろミニチュア撮影の方が迫力あるよーに見えるのもなかなか興味深いです。
 兎に角このレトロで気色悪い宇宙人が大好きなのですよ。音効SEも。

 またこんな映画作ってくれないかなぁ、ティム・バートン。



 ティム・バートンは父の為とゆーより、子供の為に作ったのかな、と思えました。
 「一束の水仙しか渡せなかったけど、
  気持ちでは百万本の水仙を抱えていたのだから、それでいいじゃないか」
 作り話(フィクション)だからこそ伝えられるものがあると教えたかったのではないかな。
 例えば、映画監督とゆー職業を。
 (あの「マジックハンド」?は、『シザーハンズ』を表している?)

 次作『チャーリーとチョコレート工場』は父(家族)との和解がテーマなので、
 この二作は対になっていると思います。


 94年公開(日本では95年)。
 「最低監督」として名高い?エド・ウッドの伝記映画。

 モノクロで、キャリア的には「バットマン」シリーズを撮り終えた後になるのかな。
 とても素朴で優しい眼差しの映画でした。
 わたくしはエド・ウッドについてまったく知識がなかったので、思わぬベラ・ルゴシの登場に驚いた。
 とゆーか、その存在をすっかり忘れていた。
 ベラは、「アメリカ」のドラキュラだったのだな。。。

 エドとベラとの友情にも似た関係性がとても良かった。
 二人を結び、支えていたのもやはり「映画」とゆー嘘だった。
 (後のティム・バートンとジャック・ニコルソンもこんな関係だったのだろうか)

 実際は会っていないらしいが、バーでのオーソン・ウェルズとの会話も素晴らしい。
 「他人の夢を撮ってどうする? 自分の夢を撮れ」
 女装癖を隠してきたエドは、映画を撮ることで自分を解放する。
 そこには現実では許されない本当の自分の姿があった。
 エドはそんなフィクションの力に魅了されていたのかもしれない。
 そこに『ビッグ・フィシュ』のホラ話と通じるものを感じました。

 エド・ウッドの映画より面白いものを作るのは簡単だろうが、
 エド・ウッドのような映画を作るのは、難しいかもね。


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by y.k-ybf | 2018-12-09 23:06 | 映画 | Comments(0)

試作より予備より余剰より。 『機動戦士ガンダムNT』 ※NETAバレ


【チラシ付き、映画パンフレット】機動戦士ガンダムNT 劇場用プログラム 通常版

機動戦士ガンダムNT制作委員会

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 公開三日目なのにパンフ売り切れ。残念。
 アニメのパンフは何故(頻繁に)売り切れるのか。





 早速ネタバレから始めます。
 新作劇場用作品としては「ガンダムF91」以来だそーですが、
 正味、
 「ガンダムUC」の続編なので、未観だとなかなかキツいかも。
 とゆーか、
 ほぼ完結編に近い存在と云えるだろう。
 それはストーリー部分だけではなく、
 本作ではある再戦が実現しており、「UC」では若干残ったモヤモヤを解消してくれている。
 ココは意外と大きなポイント。

 ストーリーの中心は所謂NT研究所の「子供」たち。
 敵となる人物も同様で、
 「作られたもの(強化人間)」と「造られたもの(サイコフレーム)」の行く末を問う物語になっている。
 意地悪な言い方をすると、
 それ以上でも以下でもないボリュームなので、思い切った形にしたなと。

 つかさ、
 来年は「閃光のハサウェイ」があるのよ、遂に!
 サイコフレーム機は登場するのか。
 アナハイムはどんな末路を辿るのか。

 いまからそわそわしております。


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by y.k-ybf | 2018-12-07 11:45 | 映画 | Comments(0)

お婆ちゃんの云う通り。  『ヘレディタリー/継承』   ※ネタバレ強め




 ちょっと見方を間違えてしまった。
 怖い。コワ怖い。
 との評判を聞き、
 期待していたのだが、そっち(系)の話なのか…と。

 妹が中心で、
 兄はすぐ死ぬんだろうなと思っていたら真逆で、寧ろ兄の話であった。(それを母親の視点で語っている)
 最初から徴候はあったものの、
 途中からオカルトへ急激に傾いたのも意外に感じられた。
 要するに、
 それだけ予想外のことが起きる映画だったとゆーこと。
 (冒頭のお婆ちゃんのお葬式で、
  「こんなに見知らぬ方も訪れて…」とゆー状況から既にオカルトだったのだな)

 「家族って無条件に正しく、絶対的に幸せなものなのか?」
 そんな監督の疑問からスタートした本作は、まさに家族の「呪い」を描いている。
 例えば「虐待」や「血筋」や「環境」やらやら。
 幸せに満ち足りた子供には、この世に不幸があるなど想像すらしないだろう。
 まるでミニチュアの町を見下ろす神のように。
 しかし家族の「呪い」は「幸福」と同じように存在し、
 親から子へ、子から孫へ伝染してゆく。
 まるでミニチュアのように小さく閉じた、「家族」の中で。

 このテーマを描くのにホラーとゆージャンルを選んだのは必然で、
 ほぼネタバレになりますが、
 『オーメン』であり、
 『ローズマリーの赤ちゃん』なのだな。

 とても現在的なリアルが隠された映画だと思う。


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by y.k-ybf | 2018-12-07 11:37 | 映画 | Comments(0)

上と下がある宇宙 『惑星大戦争』と『宇宙からのメッセージ』 そして『最後のジェダイ』をもう一度。


 とても有名な話だが、
 『スター・ウォーズ』の一作目(エピソードⅣ)が一年遅れで日本公開される際、
 「乗り遅れるな、このビッグウェーブ!」とばかりに国産SF大作映画が突貫気味に作られました。
 それが東宝の『惑星大戦争』と、東映の『宇宙からのメッセージ』。

 今回、
 本家「最後のジェダイ」初放映と併せてこの二作をセレクトしてくれたWOWOWさん、流石です。

 とゆーわけで、
 国産SF映画の怪作二本、観ましたよ。

※各公開時期は、以下の通り。
 『惑星大戦争』      77年12月公開
 『宇宙からのメッセージ』 78年4月公開
 『スター・ウォーズ』   78年7月公開



 77年公開。監督は福田純。

 そしたら『海底軍艦』(63年)のリメイクだと今回初めて知りました。
 だから轟天号が出るのですね。
 (恐らく)時期的に『スター・ウォーズ』の直接的な影響は少なく、どちらかと云えばアニメ「宇宙戦艦ヤマト」に似ている印象。
 (『スター・ウォーズ』の本国公開は77年5月。
  『宇宙戦艦ヤマト』の劇場版も同じ77年公開で、TVシリーズは74年開始)

 インベーダーが地球に攻めてきたので、偶々作ってた轟天号で倍返しする、お話。

 すっごくシンプルなストーリーなので感想にも困りますが、
 スパロボのMAP兵器をバラまくよーな轟天号の無双シーンや、
 意味はよく判らないけど魅力的な巨大リボルバーなど、特撮は見応えある。

 「帰ってきたのか、三好!」
 「元気だったか、三好!」
 と、
 熱烈に帰国を歓迎される主人公の三好だが、
 彼がどんな人物で、何故歓迎されるのかがまったく判らない。不気味。特に活躍するわけでもないし。

 浅野ゆう子演じるヒロインは顔が若過ぎて判別が難しいけど、敵側に捕まると急にボンテージを披露してくれます。
 何があったのか。

 ラストは『ゴジラ』一作目を想わせる、シビアな結末。
 ドリルには意外な秘密が隠されていましたが、敵ごと金星を吹っ飛ばすのは如何であろうか。
 銀河も破滅させるとか云ってたな、あの艦長。。。
 地球、危険。



 78年公開。監督は深作欣二。

 こちらは後発の為、
 『スター・ウォーズ』の影響は明らかだが、『惑星大戦争』が優等生に想えるほどイカレている。

 宇宙暴走族ポリ公だと、SFらしからぬ言葉が飛び出し、
 火を噴いたエンジンに赤い消火器を吹きかけ、
 広島弁のチンピラが選ばれた勇者の一人となり、メットも宇宙服も着ずに宇宙遊泳をする。
 繰り返すが、
 『スター・ウォーズ』を観てから作ったのが本作である。とゆー衝撃。

 バカ笑いしながら観るのもアリだと思うが、
 しかしこの異常にテンションが高い本作を、嫌いになるのは惜しい。
 石森章太郎もデザインで参加した、キャラやメカはどれも魅力的だ。
 敵の巨大母艦が破壊される特撮も素晴らしい。
 只々、
 舌が痺れるぐらい作品の味が濃ゆいのだ。
 (何故、天本英世に大公母を演じさせたのか?)

 本作のモチーフとなる「八犬伝」は、後に深作が『里見八犬伝』として映画化する繋がりもある。
 (主演は真田広之と薬師丸ひろ子)

 更にこの続編(百年後が舞台)となるTVシリーズ「宇宙からのメッセージ 銀河大戦」は、子供の頃よく観ておりました。
 「スター・ウォーズ」に似ていたことぐらいしか記憶にないが。。。


スター・ウォーズ/最後のジェダイ MovieNEX(初回版) [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

マーク・ハミル,キャリー・フィッシャー,アダム・ドライバー,デイジー・リドリー,ジョン・ボイエガ/ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

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 そんなわけで『最後のジェダイ』も観返しました。
 公開当時の感想は、コチラ
 今回も変わりはなく、わたくしは面白いと思いますよ。
 ええ。

 未だに否定的な批評が目立つ本作。
 いったい何がそんなに不満なのか?
 いつから「スター・ウォーズ」はそんな高尚な作品になったのか?

 「最後のジェダイ 酷い」で検索。
 インターネッツを徘徊して幾つか批判記事を読んでみましたが、興味が湧く意見は見当たらなかった。

 前回の感想でも云った…よーな気もしますが、
 本作はレジスタンスの盛大な失敗、しくじりを描いております。
 行き当たりばったりな撤退戦、
 無謀で裏目な計画、実りのない修行と苦悩。
 本来なら主人公らに打倒される側が受けていた苦難を、逆の立場にしているのはそんな意図があるのだろう。
 結果的にとてもストレスが溜まる構成になっている。
 (最初の爆撃機のシーンだけは、フォローできません)

 せめてルークとレンの関係性だけでもきっちり描いてくれればねー。
 こんなにドタバタ急いで進行させなくてもねー。

 期待して望んだSWではなかったとゆーのもあるが、
 SWの世界に浸らせてくれなかったのが、そもそもの要因なのかも。

 と、
 わたくしの暗黒面が目覚める前に、おしまいおしまい。


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by y.k-ybf | 2018-12-03 22:45 | 映画 | Comments(0)

『ボヘミアン・ラプソディ』


【映画パンフレット】ボヘミアン・ラプソディ BOHEMIAN RHAPSODY

東宝

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 20世紀フォックスのロゴテーマがクイーンサウンドに!
 始まる前からアガります。

 ロックバンド「クイーン」の、とゆーより、
 ボーカルのフレディ・マーキュリーの映画であった。
 致し方ない、
 彼は脇役になどなれない人間なのだから。

 世界中から愛されると同時に、
 バカにされ笑われ色物扱いされてきた彼は、間違い無く変人だったと思う。
 だからこそ皆の記憶に残り、愛され、自由だったのだろう。
 その闘いの記憶が本作では描かれる。

 ドラマ重視の構成でドキュメント要素は物足りないが、
 宛らミュージカルのよーにクイーンの楽曲で紡がれるフレディとバンドのストーリーは、
 ドラマチックに加速しながらクライマックスの85年「ライブ・エイド」へ到達する。

 その見事に再現された伝説のステージは、完璧。完璧でした。
 まるで追体験するよーな興奮に心の中では涙が止まりませんでした。
 フレディは、
 クイーンは、世界に証明してみせたのだ。
 歪ながらも唯一の、自らの存在を。

 フレディを演じたラミ・マレックは実際の彼よりも小柄だが、
 ラミの印象的な瞳は複雑で細やか感情を伝える、大きな役割を果たした。
 他のメンバーも特徴をよく捉えており、ファッションの変容も魅力の一つ。

 ジェフ・リンみたいなヒトがいるなーと思ったら、マイク・マイヤーズで。
 彼がキャスティングされたのは、もう、ね。。。


 この脚色と構成は、大正解だったと思います。
 確かに、そこにクイーンは甦ったのだから。


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by y.k-ybf | 2018-11-18 00:50 | 映画 | Comments(0)

誰も望まぬ怪獣物語 『GODZILLA 星を喰う者』 ※結末までネタバレ



 約一年掛けて公開されたアニメ版「ゴジラ」の三部作。
 第三章、完結編。

 前作の感想は、コチラ
 前々作の感想は、コチラ

 今作の感想はコチラ→ダメでした
 まったく楽しめず、途中で思わず「詰まらんわぁ…」と声が漏れてしまいました。

 本編は、
 ①ギドラの説明(前半)
 ↓
 ②主人公が原住民の女の子とセックる。
 ↓
 ③ギドラの説明(後半)
 とゆー、
 ウソみたいだけどウソではない中身で、怪獣一匹呼ぶのにここまで屁理屈が必要なんだと逆に感心しました。
 (あの規模でギドラを呼べるならもっと早い段階で呼べた気もするが)
 やっと現れたギドラは長ぁぁぁぁぁい首だけ3本で、ゴジラを一咬みしただけで消えてしまいます。
 さすがはキング。安々と活躍などしません。

 驚くべきは、モスラ。
 前作から伏線を重ねて重ねて、
 最後はやっぱりモスラ先輩出番ですよ! と満を持しての登場‥‥‥せず!
 出ず!
 孵らず!
 まさかの卵のまま終了!!

 そー
 んー
 なーーー!
 結局ギドラの一咬みでバトルは終了。(因みにギドラの本体もほぼ出ません)

 も、吃驚す。
 そりゃ、
 掴みかかっても掴むとこないから顎の枠掴んじゃうよ。
 怪獣バトルではなく人間ドラマをメインにやりたかったそーだけど、
 あのでっかい宇宙船は爆発しちゃうし、主人公も自爆しちゃうからなー。
 台無しじゃない? 人間ドラマ。
 最後に残るのはモスラ(怪獣)を崇める民になっちゃうよ?

 せめて「ナノメタルを正しく使えばきっと…」って選択にしないと、絶望のバッドエンドじゃないの、コレ。
 否定するわけではないけど、
 そーゆーのはブルーレイの特典書き下ろし小説にでも書いてくださいよ。
 映画三本使った結末がコレだからなー…。

 ゴジラ生きてるし。倒してないし。

 説明の多さに関しては、杉田智和がとても頑張っていたので呆れたけどスルー。
 (その脇にいるモブキャラが、時折リアクションするのはイラつきました)

 でもね。
 ゴジラ生きてるから、しれっと第四章やるかもね。
 ゴジラ対モスラを。


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by y.k-ybf | 2018-11-15 23:21 | 映画 | Comments(0)

新入生の『ヴェノム』です好きな食べ物は新鮮なお肉嫌いなものは‥‥‥ ネタバレ



 先に公開されたアメリカでの評価がイマイチで、
 「あの【思い浮かぶ作品を入れてください】惨劇が再び!」的な状況になりましたが、
 次第に「それほどでもないですよ?」との感想も湧き上がり、
 例のトマトではメディアと観客の意見が真っ二つに割れてしまいました。。。
 とゆー状態の面倒くささよ。

 メディア(評論家?)が嫌ったのは、ダークヒーローとしての設定の甘さ(緩さ)辺りで、
 観客が喜んだのはキャラクターの愛嬌ではないのかな。
 恐らくたぶん。
 (未だに一部の方々は「ダークナイト」を求めているとゆーことか?)

 わたくしも楽しめましたよ、『ヴェノム』。
 ツイッターで「『寄生獣』を期待してたら『ど根性ガエル』だった」との意見を見掛けましたが、
 確かに想像していたダークヒーローモノとは異なっていたけど、
 リメイクと云っても疑わないぐらいの『寄生獣』感はあった。感じた。(原作の年代順はさておき)
 そっから逆算すると、じつに惜しい。
 ラスト、アイツとの対峙で寄生前のヴェノムのキャラが少しだけ判明するけど、
 それが猪突猛進的正義感をもつエディ(主人公)に寄生することで如何に影響を受け、変化したのか、
 その辺のドラマはほぼ無かったし、ヴェノムが地球での共存を認める描写も物足りなかった。
 (つまり、二人のイチャつき描写が)

 「寄生した人格の影響を(多少)受ける」とゆー設定があると思うんだけど、
 その辺をもうちょいクローズアップしてもよかったのではないかな。
 その上で、
 ダークヒーロー感を増したなら前評判も違ったのでわ?

 個人的に不満はないけど、前半を詰めれば見せ場はもっと作れた気がする。
 「ヴェノム」の映画だっつってんだから、ヴェノムが出ることはみんな知ってるわけだからね。

 あとねー、オマケのアレ。
 新たなシリーズの誕生を予感させるエンディングで満足しておりますよ。
 でもね、
 期待するのがバカなのは判っているけど、
 「噂は聞いているよ、確か名前は…」
 と振り返るのがデイン・デハーン演じるグリーン・ゴブリンだったなら、映画館で昇天してただろうな。
 (そして甦る)

 もう一つのオマケは本気で要らない。
 以前も同じことやって不評だったはずなのに、まだやってるんだね。
 逆に感心するわ。

 それとカワイイ感で騒ぐのはちょっと違う気もするな。早いよ。


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by y.k-ybf | 2018-11-08 22:48 | 映画 | Comments(0)

ユエ・ソンの映画、二本(も!)


 「ブルース・リーの再来」なるキャッチコピーを持つ男、岳松ことユエ・ソン。

 マッチョな大鶴義丹とゆーより、オーラが限界まで欠落した岸谷五朗に近い気がする。
 身長も高くはなく体型はマッチョで、どちらかと云えばジャッキー型。
 気取ったキャラはドニー・イェンっぽく、
 正直、ブルース・リーの面影など微塵も無い。

 そんな彼の紹介記事を映画秘宝で見掛けて興味が湧いてしまったからには仕方ない。
 WOWOWで放送するとゆーのだから仕方ない。
 岳松ことユエ・ソンことガクマツの映画を二本(も)観たよ!

The King of the Streets

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 12年公開。

 オーラも無いのにニヒルを気取った岸谷五朗ことガクマツが演じるのは、ストリート(野良)のケンカ王。
 ストリートキング。
 (「露出狂」を意味するのは「ストリーキング」であり、「ストリートキング」は「露出狂」ではありません)

 そんなガクマツの、無職でチンピラ同然(なストリートキング)の物語。

 この陳腐なストーリーだけはブルース・リーの初期作と共通している。
 半世紀ほど昔だか。。。

 冒頭、
 いきなりガクマツ1人対多人数の乱闘から始まる。
 スロー、止め、チャカチャカを目一杯使ったアクションは、
 どのカットも微妙にポイントをハズしており、奇跡的にダサいオープニングに仕上がっている。
 この乱闘の末、相手を誤って殺してしまうガクマツ
 8年の刑に服し、出所したところから本編になるのだが、
 乱闘とゆーか事件の詳細、
 誰と、何故闘い、誰を殺したのかは、
 ラストまで小出しにされてなかなか明らかにされない。
 (隠す理由も意味も特に無いため、只々無駄に判り難くなっている)
 因みに誤って殺したことになっているが、
 映像で見ると、ほぼほぼガクマツが意図的に刺している。

 偶々助けた美女(人工)のヒロインは、
 偶々訳ありの孤児院でボランティアをしている偶々の善人で、小さな孤児院は地上げの脅迫を偶々受けておりました。
 そのヤクザが地上げを迫る理由が、
 「カジノで負けた穴埋めに転売するため」とゆー、耳を疑いたくなるアホらしいさ。

 なんやかんやで、土地の売買を決闘で決めることとなったガクマツ
 (警察や法律と云った現実的な解決法はフィクションなのでさておき)三人抜きとゆー不利な勝利条件の決闘で、旧友と再会するガクマツ
 「信じるものは拳のみ」と、
 ストリート(野良)を拳(ケンカ)で成り上がる(キング)ことを誓い合った二人。
 勝負は互角に渡り合うも、友情を選び決闘を辞退する旧友。
 激怒して決着を「ヤメル!」の一言で無効にするヤクザの若頭(黒幕)。

 勝手にルールを決められた決闘を、勝手に放棄され、勝手に無効にされるガクマツ
 徒労の極致。

 再びなんやかんやあり、敵陣へ殴り込むガクマツ
 (オープニングの規模をちょっとだけ大きくしたよーな)ガクマツ対チンピラ軍団。
 「とても強いライバル」設定の旧友を先に使ってしまったので、チンピラ軍団はザコばかり。
 オープニングで見たよーな乱闘が延々と続き、
 いよいよ(一応の)ラスボスとのラストバトルが、まさかの刀で斬り合う真剣バトル。
 信じられるものは拳だけじゃなかったのか。。。

 そして撃たれたり、変な夢を見たり、撃たれたり。
 最後は聞いたこともない「鷹の伝説」の説明テロップを読まされながら、エンディング。

 やっと終わったかと安堵する間もなく、
 「お前はたった一人勝ち残った精子だぞ~♪
  誇りをもって生きるがいい~♪」
 と、
 ギリギリ電波なテーマソングが流れて、爆死。
 最期の最後まで楽しませてくれました。


 確かにアクションは凄い。
 ガクマツのポテンシャルも低くはないけど、撮り方でのしくじりが目立つ。
 (演出は仕方ないにしても、カットを切り過ぎ)
 コントにしか見えない部分もあるし、終盤は蹴りを繰り返してるだけだった。
 単純に画面が暗く、
 見えにくいのではなく、見えない。
 カメラが意味もなく揺れてるし、無駄な映像処理が邪魔。
 男には冷淡で、
 女には甘く図々しいガクマツのキャラは全方位に不快。
 ヒロインの(恐らく)整形済みの顔と不慣れな演技が重なり、会話中の視線は合わず、表情が無い。怖い。
 エキストラの子供が、ずっと画面の外の誰かを見ている。。。

 などなどなど、
 全ての演者と全てのシーンが間違っている、マジ奇跡な映画で大爆笑できたので、
 わたくしは大満足でした。

 しかもコレ、ノワールだからな。



 16年公開。

 『ザ・キング・オブ・ザ・ストリート』、『スーパー・ボディガード』共に、
 ユエ・ソンが監督、脚本、主演を務めております。

 誰もやってくれないんでしょうね。

 撮影技術も上がり、目に見えてお金も掛かっておりますが、
 基本ガクマツ映画なのは変わらないので、
 感想は以下同文的に割愛。

 「オレの心臓は右にあるから」
 左胸を撃ち抜かれても死なない理由にはならないと思います。

 コイツは心臓以外に臓器は無いのか?
 とゆー具合。

 エンディングにジャッキーみたいなメイキングが流れるんだけど、
 その編集すらヘタクソで、
 ある意味、期待通り。

 次作が楽しみです!


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by y.k-ybf | 2018-11-02 00:15 | 映画 | Comments(0)

『2001年 宇宙の旅』 IMAX上映!



 大正解。
 迫力があるとかゆーレベルではなく、
 ここまで映像と音楽に圧倒されると映画の中の現実に入り込んだよーな気がして、リアルに感じられた。
 只の現実のように。

 感嘆しかない。


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by y.k-ybf | 2018-10-31 01:36 | 映画 | Comments(0)

ジョージとジョンの映画。三本ぐらい。


 11年公開。

 本作はミュージシャンの側面より、
 ジョージとゆーアーティスト個人の遍歴をメインにしており、興味深く楽しむことができました。
 有名な、エリック・クラプトンと妻を取り合ったエピソードにも突っ込んでおり、
 濃くはなくとも初めて知る話も少なくなかった。
 (ゲットバック・セッション時の、ポールとやり合うシーンもちょっとだけあるよ)

 ジョージの存在ってのはなかなか象徴的で。
 他のバンドならメインのソングライターにも余裕で成れただろーけど、
 ジョンとポールとゆー存在無くして彼の才能が開花したかと云えば、答えに困る。

 インド文化に傾倒したのも、
 バンド解散後、有名無名のミュージシャンやアーティストから慕われ、親交がもてたのも、
 彼がそんな「第三のビートル」だったからではないだろーか。

 あまりに強烈な光と影を同時に浴びるとゆー希有な人生は、知るほどに魅了される。


ジョージ・ハリスン & フレンズ コンサート・フォー・バングラデシュ デラックス・パッケージ (初回限定版) [DVD]

ジョージ・ハリスン,レオン・ラッセル/ワーナーミュージック・ジャパン

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 ついでに「コンサート・フォー・バングラデシュ」の映画とドキュメンタリーも観たよ。

 このコンサート、
 観たい観たいと思いながら今の今までズルズル先延ばしにしておりまして、
 そーゆー感じもジョージっぽいな。(完全なる責任転嫁)

 詳細は軽やかに省くとして、
 異常なほど豪華なメンツが集結したのはジョージが中心にいたからで、
 ビッグネームばかりが並ぶのにアットホームな雰囲気があるのも、まさに彼とゆー存在を象徴しているよーだ。
 (ジョン・レノンも参加の打診は受けていたよーだけど、残念ながら実現しなかった)

 ボブ・ディランの登場や、
 メンバー本人によって演奏されるビートルズ・ナンバーが目玉であるのは間違いないけど、
 個人的には、
 ジョージとクラプトンがギター、
 リンゴ・スターのドラム、
 クラウス・フォアマンのベース、
 オルガンがビリー・プレストンで、
 ボーカルがレオン・ラッセル、
 バックバンドがバッドフィンガーで演奏される、
 ストーンズの「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」が驚愕のピークで、身震いしましたよ。
 嘘みたいな夢でも見ているよーで。
 こんなコトやってたんだねー、ジョージ。偉いわあ。

 とゆー演奏はどれも素晴らしかったのですが、
 じつはこの年(71年)、
 この盛大なチャリティーコンサートをやったとゆー意味合いは大きく、
 当時ロック界隈ではダーティーな事件が続いており、
 幻想が解けたロック・ミュージック復活の兆しとなったそーな。(しかもビートルズのメンバーが、だ)

 実際ロック・ミュージックがどー変わったかはさておき、
 チャリティーとゆーフェスが以後定着したのは確かで、
 いちばんそーゆーものに縁が無さそうなジョージから始まったってのも、愉快な話だ。


 タイトル通り、
 ジョンと「アメリカ」との闘争を軸にしている。
 アメリカとゆーか、ニクソン政権下のFBIが主な相手だけども。

 如何にジョン・レノンとゆー存在の社会的影響が強く、政府から危険視されていたのか。
 そこに焦点が絞られているため、音楽的側面は当然抑えられている。
 なので、
 ニクソンとゆー時代のヤバさが、分かり易く描かれた映画として観ました。

 ジョン・レノンもニクソンも「個人」であり、
 その力は「政治」を動かし、また破壊している事実を覚えておきたい。


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by y.k-ybf | 2018-10-14 22:02 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by yuki-yo
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