カテゴリ:映画( 864 )

『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』 ※映画も原作も関連物までネタバレ


奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール Blu-ray 豪華版

妻夫木聡,水原希子/東宝

undefined


 まず、
 公開時に出版された渋谷直角原作の「完全版(大幅加筆されている)」は読んでいないので、さておく。
 (それ以前の原作は読みました)


 出版業界への皮肉を(ユルく)交えた成長物語だった原作から枝葉を取り去り、
 かなり恋愛要素を中心に据えてきたな、とゆーもので。
 大根監督、
 そこを変えちゃうんだなと、思いました。

 狂わせガールのあかりが、
 ファム・ファタール的悪女になっているのも大きな変更点の一つで。
 ちょいリアルでエグい恋愛映画の面が強調されている。

 では何が原作から削られたかと云えば、民生ボーイである新米編集者コーロキの挫折。
 原作を知らずに観ると、
 最後、コーロキが号泣するのは失恋の苦い記憶が甦ったからと誤解するヒトがいたかもしれない。
 わたくしも観返して納得できたけど、
 あの号泣は、民生にもなれず情熱さえ失った悔恨の涙だろう。
 映画と原作が違うのは当然なのでそこを追求したいわけではないけど、
 「民生ボーイ」の結末を描くには不可欠な部分だと思うのですよ。物語のオチとして。

 そこで、編集長の件である。

 何故あの衝撃的な、
 編集長の正体が判明するシーンを軽くスルッと流してしまうのか。山場を潰してしまうのか。
 折角のミスリードまで台無しになっとる。
 コーロキにとって編集長は民生と並ぶ理想の存在であるからこその裏切りが活きるパターンなのに、
 そこを無駄にするのは改編以前に、作劇の問題のよーな気がする。
 ついでにゆーとエピローグのコーロキって、
 立派な人気編集者とゆーか文化人になって女流作家の恋人もいて順風満帆で、
 それでも立ち食いそばで号泣して悔いるって、どんだけ理想が高いんだよ。
 伝わらないよ、その想い!

 ここは原作だときっちり描いており、
 コーロキは編集者としては成功するけどイケ好かない奴になっていた、とゆー終わり方で、
 しかもその続きがある。
 同じく渋谷直角のコミックで、
 『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』収録の中編、
 「口の上手い売れっ子ライター/編集者に仕事も女もぜんぶ持ってかれる漫画」(タイトルまま)に、
 まさに悪役とゆーかサークルクラッシャー的役割としてコーロキ(案野丈)は登場する。
 嘗て自身の理想が砕かれたよーに。
 それ故の、「挫折」なのだ。

 (更についでの話をすると、
  あかりのキャラクターもかなり変わっていて、
  行動に自身の意図があり、
  原作でコーロキが吐露する心情を映画ではあかりが代弁していたり、
  じつは『カフェ(以下略)』の表題作の主人公カーミィとの共通点が感じられる。
  大根監督の狙いは、寧ろそこにあるんじゃないだろーか?)

 何度も云うけど、
 映画は独自の改編と修正を行い、原作とは違う形になっている。
 それが判っていても、
 削り残された部分が何かを主張していたり、気になることもあるのだ。

 この映画でコーロキが奥田民生を好きだった意味って、何なの?
 と。




[PR]
by y.k-ybf | 2018-07-25 23:16 | 映画 | Comments(0)

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』


【チラシ付き、映画パンフレット】ジュラシック ワールド 炎の王国 J・A・バヨナ 監督

ジュラシック ワールド

undefined


 「炎の王国」ではなく、正確には「炎に焼かれる王国」であった。
 原題のサブタイトルが「FALLEN KINGDOM」だし。
 誰が付けたんや? ってのはさておき。
 いつもの「ジュラ」でした。

 このシリーズの基本プロットはどれも似ており、
 こんなに違いのないシリーズは「男はつらいよ」ぐらいなんじゃないかと思えるが、
 スゴいのは四作目の「ワールド」がほぼリブートなのに続編とゆー定を崩さない徹底ぶり。
 実際五作目(本作)まで作られて、次作も決定してるとゆーのだから、
 恐竜は時代に左右されないコンテンツなのだなー。

 しかも本作ではシリーズそもそもの問題点に、
 改めてとゆーか新たな視点から踏み込んでおり、遂に次のフェーズへ進むのか!?
 と、期待しております。

 「猿の惑星」meet「ゴジラ」っぽい感じもしますが。。。


 あ、ブルーはいいこ。
 あんな映像見せられたら、たまりません。


[PR]
by y.k-ybf | 2018-07-25 22:58 | 映画 | Comments(0)

ハロニチワ赤ちゃん! 『グレースフィールド・インシデント』


 上司にタダで借りた別荘へ遊びに行ったら大変なことが起きる、
 ファウンド・フッテージ型のホラー。

 今回のカメラは、義眼。
 事故で片目を失った主人公の男性は、義眼に小型カメラを仕掛けます。
 ワイフへのサプライズの為に。。。

 隠し撮りの映像を見せられて喜ぶとゆー発想がイマイチ理解できませんが、
 安心してください、
 カメラはもう一台あります。
 友人が購入したばかりの最新型カメラを持参してくれました。
 また別荘へ着くと、
 ケータイの電波が圏外になるばかりか、勝手に動画を撮影する誤作動が起こるよーになります。
 なんたる好都合(映画的に)。
 防犯用の監視カメラもあるので、
 合計、かなりの数のカメラがスタンバっております。

 さあこい、怪奇現象!

 豪華な別荘に浮かれていると、上空スレスレに謎の飛行物体が落下してきました。
 こりゃ一大事だぜ! と、
 義眼にカメラを仕込んでるバカは、一目散に夜の森へ突貫し、落下物を発見。
 高熱だとか放射能だとか、
 誰もが真っ先に思い浮かべる危険性をすっ飛ばし、素手で落下物を掘り返すバカ。

 この落下物を巡り、恐ろしい何かと遭遇するのであった…。
 メデタシメデタシ。。。

 とゆーホラーなんですが。
 まず、
 カメラが多いのは助かるが、映像の切替が細かくて目が回る。
 同じ場所に二人と二つのカメラがあって、バシバシ切り替わるのはハッキリと辛い。
 現場の音声を使っていないのか、吹替みたいな違和感がずっと残る。
 演技が下手…なわけではないと思うけど、
 台詞やリアクションが劇ドラマのよーに過剰&不自然で、
 カメラもきっちり画角で映してくるし、効果音も付くし。
 「ファウンド・フッテージ」の疑似ドキュメント感は、最早皆無。

 「ビッグフット」、
 「ミステリーサークル」とゆー懐かしいネタを真顔でぶっ込んでくる姿勢には驚かされるが、
 例の落下物の正体が、
 宇宙人の○○ゃ○で、じゃあ追ってきたのは宇宙人の…?
 シャマランの『サイン』を思わせる、大胆な宇宙人の登場とドアップ。
 そして、
 えっ、みんな帰してくれるの!?
 ハッピーエンドなの!?

 とゆー前代未聞のラストを受け入れるには、一晩寝ないとムリでした。

 通常のスタイルのホラーだったなら、奇をてらった失敗作で済んだだろーけど、
 下手にファウンド・フッテージに手を出して、倍にしくじってる気がします。
 この認識の甘さが、個人的には最大の許すまじ! でした。
 (作品の作り自体はそこまで悪くないんだけどね、
  とゆー最後のフォロー)


 しかし、
 あの義眼カメラの音声って、どーやって録音したんやろ?


[PR]
by y.k-ybf | 2018-07-15 00:03 | 映画 | Comments(0)

チューバッカのベルトは武器ではないの? 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』 ※ネタバレ


【チラシ付き、映画パンフレット】ハン ソロ スターウォーズ ストーリー  限定版

ハン ソロ スターウォーズ

undefined


 先に公開された米国でコケたと聞き、少し身構えてしまいましたが、
 そんなに悪くない…とゆーか、普通に楽しめました。
 「スター・ウォーズ」に詳しくなくとも、全然平気。
 寧ろ、
 その間口の広さが批判の的になったのかも。

 オレたちのハン・ソロはあんなガキじゃねえ! と。

 確かに、
 もうちょいズル賢い一面や、口八丁で相手を出し抜く姿が足りなかった気もしますが、
 ヤングな頃のハン・ソロなので、そこに違和感は感じませんでした。
 それは次、
 この後からの話で、よりハン・ソロっぽくなるんじゃないの?

 その「次」はあるのか、判らないけども。

 つかね、
 キャラ云々より、ストーリーの山場の低さの方が気になりまして。
 正直、
 あ、コレで終わりか…とは思ってしまいました。
 こんな別れ方なんや、と。

 アイツが出てきたサプライズは最高でしたけどねー。
 (だからあの武器の刃は赤く光ってたのだね)

 次のスピンオフに予定されていた「オビ・ワン」は流れたよーだけど、
 どーせならこの続きを彼女(キーラ)視点にして、
 「シス」による「スター・ウォーズ」裏歴史にしたら面白くなるのでわ?

 それ観たい。


[PR]
by y.k-ybf | 2018-07-05 23:28 | 映画 | Comments(0)

おもわぬ正解 『ニンジャバットマン』


【映画パンフレット】ニンジャバットマン 監督  声 山寺宏一, 高木渉, 加隈亜衣, 釘宮理恵, 子安武人, 田中敦子, 諏訪部順一, チョー,

ワーナー

undefined


 理想的な映像化とゆーと語弊があるかもだが、
 コレでいいんじゃないか? と思える勢いがとても良い。
 アニメだから可能な悪ふざけが頼もしい。

 逆説的にDC映画の問題点が浮き彫りにもなった気がするけど、
 そこまで単純な問題ではないのがアメコミ映画の厄介なトコロだろうな。

 CGアニメ特有の単調さ、メリハリの弱さが小さくないマイナスに思えたが、
 何かの間違えで、世界中で大ヒットしてくれんかな?


[PR]
by y.k-ybf | 2018-06-27 23:56 | 映画 | Comments(0)

見えない花火 『万引き家族』


【チラシ付き、映画パンフレット】 万引き家族  MANBIKIKAZOKU

万引き家族

undefined


 中盤のあるシーンで、声が出そうになる程ショックを受けて、泣いた。
 声はぐっと堪えた。何度も。

 是枝監督の新作ってだけで既にハードルは上がっているのに、
 カンヌのパルム・ドール受賞っつー、ある意味最高の棚上げまで加わって、
 逆にマイナスなんじゃねーか?
 とゆー高い高い期待値を、
 超える傑作ではなく最早名作でしたよ、『万引き家族』。

 公開から少し遅れて観たので評価よりも先に、否の批判が耳に入ってきた。
 「万引きとゆー犯罪を助長している」
 「貧しいと云いながら贅沢している」とか、
 「こんな貧困は日本には無い」やら、「万引きされる側の気持ちになれ」等々。
 このよーな批判は全て、
 本編を観れば的外れな思い込みだってことはすぐに判るのだけど。
 是枝監督は恐らく、
 あくまで恐らくだけど、その批判までも想定済みで、
 この「批判」が噴出する現状こそが、真のテーマではないかと思うのですよ。
 要するに、
 作品のテーマが内ではなく、外に置かれており、
 この「家族」の姿を観て、何を感じるのか? 何を想うのか?
 そこを問われている気がしました。

 この映画はとてもシンプルで、
 かなり意図的に比較や対立などの構図が省かれ、物語性が抑えられている。
 言わば、
 答えとゆー結果だけが描かれており、その問いは我々観客に委ねられている。
 何を見ましたか? と。
 
 犯罪を肯定などしていないし、贅沢もしていない。
 万引きされる側の描写も、じつはちゃんとある。
 貧困も贅沢も、苦しさも楽しさも、
 家族も絆も、
 言葉だけで意味も判らない奴らには、何も見えないのだろう。
 当たり前の幸せすら持てない者の願いなど。
 こんな「家族」は、きっと日本中にいる。
 それが存在しないよーに思えるのは、
 目を背け、知らない気付かないふりをしているからだ。

 彼らは、音だけの見えない花火ではない。
 問いはそこに在る。

 冷たく狭いベランダから背伸びをした少女の瞳には、何が見えるのだろうか。

 どんな未来が、この街に。


[PR]
by y.k-ybf | 2018-06-21 21:36 | 映画 | Comments(0)

『ファントム・スレッド』


Ost: Phantom Thread

Jonny Greenwood/Nonesuch

undefined


 この物語が何処へ向かい、何を描こうとするのか。
 エンディングの手前までホントに理解できなかった。
 哀しむべきか、笑うべきか、恐がるべきか。
 湧き上がる感情が迷うとゆー経験も、なかなか珍しい。
 かと云って難解なわけでもなく、退屈な場面など一秒も無かった。
 まるで刺身になって皿に盛られてもパクパクと口を動かす鮮魚のよーに、物語は鮮やかな手さばきで構築される。

 言葉にすると異なる意味を放つ「愛」について。

 結婚前にウエディングドレスを着ると婚期が延びる、程度の迷信は今でも日本にはあるし、
 劇中でも冗談のよーに囁かれる。
 「結婚」が呪いを撒き散らすとゆーロジックの不思議。否定によって強度を増す迷信。
 何故かこの映画を観た後に連想したのは『エクソシスト』で。
 レイノルズとアルマの関係は、神父とリーガンの関係のよーに思えた。
 アルマの表情は豊かで、
 様々な心の機微を見せるけど、一度も芯が冷めたものは見せなかった。
 あの毒キノコの料理に隠された糸は、「死なないで」とゆー想いではないのか。
 じつはリーガンこそが、神父の呪いを解いていたのではないだろうか。

 究極的な美談の物語ではあるが、
 この秘められた一本の糸は、普遍的なテーマだと感じられた。


[PR]
by y.k-ybf | 2018-06-12 22:43 | 映画 | Comments(0)

清水富美加、ラストラン。三本。


東京喰種 トーキョーグール [DVD]

窪田正孝,清水富美加,鈴木伸之,桜田ひより,蒼井優/松竹

undefined


 清水富美加が出家するタイミングで話題となった本作。
 運が悪かった…とも云えるけど、実際、中身もイマイチだった。

 原作コミックは未読だけどアニメは観ております。
 さて、あの面倒臭い話をどーやってアレンジするのかな?
 と楽しみにはしていたのですが、ほぼそのままでした。
 しかもあまり面白くない部分を、あまり面白くもせず実写化しており、
 結果、そりゃ面白くならんわな。

 面白くないと断言してしまいましたが、
 物語の根幹となる重要な部分なので省略も難しく、尚更大胆で効果的なアレンジが必要だったと思います。

 それとアニメの時点で疑問でしたが、グールのあの触手みたいなやつ。
 CGで観ると余計に魅力がない。
 ハト側の武器も、
 やはり実写になると違和感が拭えない。ナニ、あのつくね棒?
 (捕まえたグールの身体を再利用して武器にする、って説明はあったけ?)
 丁寧に作ってあるのは否定しないけど、厳しい部分がごろごろと残ってもいる。

 キャストは大泉洋含めて、皆良かったと思います。
 当然窪田正考も、清水富美加も。

 この映画の後から、ストーリーは盛り上がるんだけどね。。。
 (エヴァでゆーと、ヤシマ作戦の前で終わった感じ)


 校舎の屋上から落ちて何故無事なのか。
 下が花壇だったから?

 屋上から見下ろして、死んだと思ったから4人は口裏を合わせたのだろう。
 (正確には、合わないよーにしたのだが)
 このトリックが成立しないと根幹が崩れてしまう。
 とゆーか、
 この時点で死んでいても問題はないはずで。
 遺された小説(告白文)の存在を誰も知らなかったわけだから、
 「彼女が書き残した」とでっち上げればいいのだ。
 憧れの愛するヒトの意志を受け継ぐ、とゆー形で。

 しかしそれでは陳腐に思えたのか、
 もう一つ盛って、「鍋」にされました。
 だけどココがすっごい蛇足に感じるのは、やはりストーリーの連結が緩いから。
 あんな真っ昼間に校舎からヒトが落下して、
 救急車も警察も来なければ、葬式もやらず、
 彼女の生死が曖昧な「噂」で済まされたとゆー理屈を納得するのは難しい。
 とゆーのは、
 何もトリックだけではなく、
 彼女自らの命を懸けた逃走&復讐劇まで台無しになるからだ。
 (そして現に、台無しにされてしまった)

 この物語のカタルシスは、一体ドコにあるのだろうか。
 闇鍋の中身など「毒」で十分だろうに。

 そもそも彼女が死んでいるのなら、無駄な嘘を吐く理由すらないのにな。


【Amazon.co.jp限定】HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス 究極版(B2ポスター付き) [DVD]

鈴木亮平,清水富美加,柳楽優弥,ムロツヨシ,片瀬那奈/東映

undefined


 ふざけた作品だからこそ全力以上で作る、
 とゆー意気込みは前作から変わりなく、じつは、たいへん完成度の高いシリーズ。
 まさに裸一貫とゆーかパンツ一丁(正確には二丁)で、「変態仮面」とシンクロする鈴木亮平の肉体美の説得力よ。
 清水富美加も出番こそ少なく、気力の翳りが窺えますが、
 ガンバって変態の相手をしておりました。

 しかし当然ながら前作のよーな新鮮味はなく、
 インパクトも減少している点は、仕方なくも残念。
 (前作とは違う役柄の)安田顕だけはパワーアップしてたけど、
 ムロツヨシははしゃぎ過ぎだ。

 『銀魂』と同じく、
 作品を楽しめるかが重要なポイントになるので、
 「おいなりさん」の何が面白いのか判らんヒトには、退屈な作品になるかも。

 エンドロールはすげーよく出来てて、普通に格好良かったです。
 次もある…よーですが、
 いまや大河俳優になってしまった鈴木亮平は受けてくれるのだろうか。。。


[PR]
by y.k-ybf | 2018-06-05 00:12 | 映画 | Comments(0)

邦画、三本だよ。


【Amazon.co.jp限定】銀魂 ブルーレイ プレミアム・エディション(初回仕様/2枚組)(特典Disc1枚/先着購入特典「万事屋」大判ポストカード(3枚組)付き) [Blu-ray]

小栗旬,菅田将暉,橋本環奈,柳楽優弥,新井浩文/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

undefined


 そもそも
 「銀魂」は面白いのか?
 そこから始めなくてはならない。

 わたくしは一時期、アニメ版「銀魂」はどっぷり観ていたので、
 一応、どーゆー作品なのかは理解している。
 因みに原作は、ほぼ未読。

 監督の福田雄一の作品も何本か観ており、
 ハマったりハマらなかったりハマらなかったりハマらなかったりしている。

 「銀魂」は元々ギャグマンガで、
 コッテコテのボケを連発し、ハイテンションなツッコミをかますとゆー、
 云ってしまえばベタな笑いを基礎にしており、
 それも「分かり易さ」ではなく、「敢えてのベタ」とゆーマニアック指向な笑い。
 近いと思われるのはワハハ本舗や劇団系のソレで、
 鋭さではなく濃さを優先しており、作品の空気感を読むのがポイントになってくる。
 意地悪な言い方をするなら、内輪受け。
 しかしその空気を効率良く伝えるコトが出来れば、笑いの爆発は起きやすくなるとゆー長所がある。
 「銀魂」はその伝達力が優れており、
 幕末とゆーモチーフ、
 軸となるシリアスなストーリーや個性的なエピソード、危険な小ネタなどを巧く活用して多くのファンの支持を受けている。
 と、思うのですよ。

 映画と、
 ボケ&ツッコミとゆー笑いの相性は悪い。
 そもそもフィクションはボケなのだから、相殺関係にあるわけだ。
 「銀魂」を実写映画でやる、とゆーのは、
 水に油を注ぎまくればドレッシングにならねーかな? ぐらいの無謀な実験に近い。
 結果、
 痛み分けのドローみたいな作品になったのは、善戦したと云えるのではないか。
 原作経由のノリや笑いは全てスベってるよーに思えたが、映画的なユーモアは楽しい。
 オープニングのやらかしとか、劇場で観たらサムくて凍死してただろう。
 何度も繰り出されるツッコミは全部要らないんだけど、
 アレが、「銀魂」なのだ。
 (エンドロールの後に足される、
  あるシーンのリピートには、どのよーな意図があるのですか?)

 橋本環奈のピッチピチなチャイナ服とか、気になる箇所は多々ありましたが、
 小栗旬含めて、キャストに不満は感じませんでした。
 「贅沢なコスプレ大会」と揶揄する声も聞きますが、
 そもそもが、
 コスプレなんだよ、銀魂が。

 足しても引いてもマイナスになる厄介な作品を楽しむには、その空気を胸一杯に吸わなくてはならない。
 とゆーまとめで、如何であろうか。


 「銀魂」は、面白いですか?


 東野圭吾原作の、サスペンス・コメディ。
 意外と云ったら失礼ですが、最後まで楽しめました。

 もーね、
 阿部寛の主演力に拠って完成した作品と云っても過言ではなく、阿部寛をフル活用しております。
 シリアスとコメディの間をヒョイヒョイ飛び越え、
 ダンディな格好良さも表現できるのは、彼の魅力であろう。
 本作の、父と息子の機微な関係なども、とても良い。
 勿論、
 シナリオがとても巧く練られているからなんだけども。

 スキーとスノボーのチェイスシーンは、スピードもあり、迫力もあった。
 只、
 笑いの部分が唐突とゆーかイマイチで、アレ? と。
 オチとなる偽造パスポートの件にも、アレ? と。

 作品全体に漂う、プロフェッショナルだけど決して突き抜けないライトな感覚。
 この豪華なスペシャルドラマ風味はなんだろなー? と思っていたら、
 監督の吉田照幸って、「サラリーマンNEO」のヒトなのね。
 大納得!

 とゆーわけで、
 「サラリーマンNEO」が好きな方なら、更に楽しめると思います。
 皮肉ではなくて。


【Amazon.co.jp限定】サバイバルファミリー Blu-rayスペシャル・エディション (トートバッグ付)

小日向文世,泉澤祐希,葵わかな,深津絵里/ポニーキャニオン

undefined


 ある日突然電力が失われたら…。
 とゆーパニック・コメディ。
 (あまり重要ではないけど、ネタバレを含みます)

 誰もが連想するのは、3・11の震災。
 じわじわと記憶が呼び起こされる感覚は、ヒトによっては厳しいかも知れない。
 わたくしもあの記憶が甦り、少しイヤな気分になりました。
 逆に云えば、それだけ画作りに力はあった。
 しかし電力停止の原因を最後まで断定させなかったのは、
 巧妙でもあるし、決定的な弱点にもなった。
 云わば「停電」とゆー事象だけを切り取り、押し切ってるわけだから。
 ならば、
 もうちょいドラマに傾けてもよかったのでわ?

 お父さんが川に流されるエピソードは余分に感じたし、
 どーせなら農家のおじさんとのその後とか、観たかったな。
 柄本明がまた、全然喋らないし。
 田舎が一番、とかやられたら堪らないけど、
 ココは何か用意すべきだったんじゃないかなー。

 ともあれ、
 サバイバルモノとして、見るべき箇所はある映画だと思います。
 あの記憶は、
 まだまだ薄まってはいないと、確認できましたし。。。


[PR]
by y.k-ybf | 2018-06-04 23:52 | 映画 | Comments(0)

大作はまだ続く。続編映画。四本。


 監督がエドワード・ズウィックに代わったせいか、
 良い評判をあまり耳にしなかったけど、や、全然オモシロい。
 ちゃんとジャック・リーチャーだよ!
 つか、
 無骨な仏頂面はパワーアップして、よりジャック・リーチャーになってるよ!

 同じよーな役ばかり演じてるイメージもあるトムですが、改めて巧い役者さんだなと思いましたよ。

 今回はターナー少佐とゆー女性士官と組むバディ感が魅力で、
 セクシャルではなく、有能さを全面に出してくれるのが気持ちよい。
 ちとネタバレになるけど、
 あそこでキスしないのが、いいんだわ。

 随分軽い感想になってしまいましたが、わたくしは好きです、このシリーズ。


メカニック:ワールドミッション ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/特製ブックレット付) [Blu-ray]

ジェイソン・ステイサム,トミー・リー・ジョーンズ,ジェシカ・アルバ,ミシェル・ヨー,サム・ヘイゼルダイン/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

undefined


 前作の感想は、コチラ

 とてもステイサムらしい、続編映画。
 リメイクの前作が上手く行き過ぎてた感もあったので、丁度ええ具合には収まったな、とも。

 ステイサムは個人的に大好きなので、
 もっともっと評価されてほしいのだけど、シリーズをモノに出来ない弱さはあるなぁ…。


【Amazon.co.jp限定】ダイバージェントFINAL(ポストカードセット5枚組付き) [Blu-ray]

シャイリーン・ウッドリー,テオ・ジェームズ,オクタヴィア・スペンサー,マイルズ・テラー,アンセル・エルゴート/KADOKAWA / 角川書店

undefined


 一作目の感想が、コチラで、
 二作目の感想が、コチラ

 まったくハマっておりません。
 今回も、面白かったらいいなぁ…ぐらいのテンションだったのですが、
 …いちばんダメだったかも。

 どこが? と問われれば、
 DoCoMoと答えたくなるシリーズだけど、今作はいよいよ作品のブレが目立ち始めた。
 すんごいSFな話でもあるので、
 最早、問題やテーマが形骸化してるよーにも感じられる。
 作品全体の基盤となる社会的テーマが機能しないと、こんなにも退屈なのだな。
 基本、全ての展開が後出しとゆーのも悪い癖で、卓袱台返しも続けば単調になりますよ。

 しかも「FINAL」と云いながらまだ続くよーで。
 この後編は映画ではなくドラマシリーズになるみたい。

 ワーイ\(-_-)/


 公開時の予告で、
 「このトリック、あなたは見破れるか!?」とゆーナレーションの直後、「見破られたトリック」とゆーサブタイトルが出るので、
 「見破られとるやん」といつも思っていました。
 そんな「グランド・イリュージョン」の第二弾。

 …まだ二作目なのだね。
 勝手に三作目ぐらいの気持ちでした。

 続編モノでメンバーが変わるのは仕方ないにしろ、テンションは下がる。
 (新しい女性キャラが苦手なわけではない)
 娯楽作としては楽しめたけど、
 肝心のマジックが、リアルかCGか判らない撮り方ってのは、どーなんだろ?
 とゆー感想は、ほぼ前作と一緒。

 実際は本当にやっている部分もあって、また実現可能なマジックらしいんだけども、
 クライマックスの飛行機のシーンで、ハラハラしたヒトなんかいるのだろーか?
 と、疑問に思ってしまいます。


[PR]
by y.k-ybf | 2018-06-03 21:10 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by yuki-yo
プロフィールを見る
画像一覧