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『ちはやふる -結び-』


【チラシ付き、映画パンフレット】ちはやふる 結び 

ちはやふる 制作委員会

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 「運命線は、「運命」じゃない」
 一見、矛盾のよーな問い掛けは、
 「ちはやふる」三部作を繋ぎ、まさに結ぶ言葉だった。

 一作目ではカルタ部を「作り」、二作目ではカルタをやる「意味」を探り、
 三作目では「意味」を置き換えることで、「その先」へ結んでみせた。
 運命線とは、カルタの試合状況を表す言葉の一つだけど、
 その意味をひっくり返すことで、
 「競技とは才能のある者だけが支配するものではない」と示すロジックからの、
 あの団体決勝戦の素晴らしさよ!

 憎たらしいほど王道を貫く演出の巧みさに、感涙しました。

 千年のカルタの歴史を結ぶ、青春三部作。


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by y.k-ybf | 2018-03-28 21:06 | 映画 | Comments(0)

黒い豹 『ブラックパンサー』 ※ネタバレ


【映画パンフレット】 ブラックパンサー 

東宝

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 アフリカンとゆー呼び方すら正しいのか判らない無学な日本人だけど、
 アフリカの民族衣装や風習、文化をベースとした全ての映像表現が素晴らしくて、美しくて、
 オープニングから興奮しっぱなしだった。
 あくまで「ベースに」って部分を忘れてはいけないと思うけど、
 それでもね、
 ここまでアフリカンを中心に描ききったエンタメは覚えがなかったので、感動しております。
 意義はある、と。

 強大な力をもつ使命とその力を振るう責任を、
 主人公とライバル二人の王子に負わせる構図は、
 しっかり現代の問題を取り込んでいるし、ヒーローのオリジンをも体現している。
 ラストの、
 「賢者は橋を…、愚者は壁を…」とゆー演説も、よくぞ言ってくれた。

 ここまで見事なヒーローの新生を、
 このタイミングでやってのける、MCUが恐ろしい。

 ま、多くの個性的なキャラクターを同時に動かしているため、
 ブラックパンサーの活躍が、
 (特に後半の決戦では)少し地味にも見えたとゆー点もありましたが、些細な点で。
 個人的には、
 最期のキルモンガーとの絆は、もちっと濃く描いてもよかった気がします。

 ゴリラ族はネタフリが弱い。あそこでもう一言欲しかったなあ。

 と、
 ホントに些細な不満しか残らない、新世代のブラック・ヒーロー映画でした。
 (ブラックスプロイテーション映画ではなかったですね。失礼)

 アフリカでも公開するのかな?


 (ヴィブラニウムとゆーか、
  ヴィブラニウムを精製する技術がそもそも凄いのでわ?)


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by y.k-ybf | 2018-03-11 23:36 | 映画 | Comments(0)

『シェイプ・オブ・ウォーター』


【映画パンフレット】 シェイプ・オブ・ウォーター

FOX出版

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 ド。
 ドが付くほど、ド・ロマンティックなモンスター映画。
 スタンダードに徹した作りは、デル・トロ監督のつよい熱意、意図を感じる。

 R15+指定とゆー制限は、
 過激さではなく表現の問題なので、バイオレンス的な心配は要りません。
 修正も想定の範囲内だし。
 寧ろ、
 この表現で伝えたかった愛情の姿を、楽しんでほしいと思います。

 何かが欠けているとしても、真摯な愛情の姿を。

 ストリックランドは軍人で、
 地位も名誉もあり、美人の奥さんとの家庭もある。
 社会的強者である彼にとって、他者はどのよーな存在なのか。
 前半のトイレのシーンだけでも一目瞭然。
 そんな彼の目測は、指を喰い千切られることで揺らぎ始める。
 彼もまた欠落を負うが、
 それを自覚できず、より暴力的に弱者を追い詰めてゆく。

 社会がそーするよーに。昔も今も。

 イライザが壁を叩き訴える声無き言葉が、胸に刺さる。
 「彼を助けなければ、私たちも人間ではなくなる」。


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by y.k-ybf | 2018-03-03 21:55 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by yuki-yo
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