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おもわぬ正解 『ニンジャバットマン』


【映画パンフレット】ニンジャバットマン 監督  声 山寺宏一, 高木渉, 加隈亜衣, 釘宮理恵, 子安武人, 田中敦子, 諏訪部順一, チョー,

ワーナー

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 理想的な映像化とゆーと語弊があるかもだが、
 コレでいいんじゃないか? と思える勢いがとても良い。
 アニメだから可能な悪ふざけが頼もしい。

 逆説的にDC映画の問題点が浮き彫りにもなった気がするけど、
 そこまで単純な問題ではないのがアメコミ映画の厄介なトコロだろうな。

 CGアニメ特有の単調さ、メリハリの弱さが小さくないマイナスに思えたが、
 何かの間違えで、世界中で大ヒットしてくれんかな?


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by y.k-ybf | 2018-06-27 23:56 | 映画 | Comments(0)

見えない花火 『万引き家族』


【チラシ付き、映画パンフレット】 万引き家族  MANBIKIKAZOKU

万引き家族

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 中盤のあるシーンで、声が出そうになる程ショックを受けて、泣いた。
 声はぐっと堪えた。何度も。

 是枝監督の新作ってだけで既にハードルは上がっているのに、
 カンヌのパルム・ドール受賞っつー、ある意味最高の棚上げまで加わって、
 逆にマイナスなんじゃねーか?
 とゆー高い高い期待値を、
 超える傑作ではなく最早名作でしたよ、『万引き家族』。

 公開から少し遅れて観たので評価よりも先に、否の批判が耳に入ってきた。
 「万引きとゆー犯罪を助長している」
 「貧しいと云いながら贅沢している」とか、
 「こんな貧困は日本には無い」やら、「万引きされる側の気持ちになれ」等々。
 このよーな批判は全て、
 本編を観れば的外れな思い込みだってことはすぐに判るのだけど。
 是枝監督は恐らく、
 あくまで恐らくだけど、その批判までも想定済みで、
 この「批判」が噴出する現状こそが、真のテーマではないかと思うのですよ。
 要するに、
 作品のテーマが内ではなく、外に置かれており、
 この「家族」の姿を観て、何を感じるのか? 何を想うのか?
 そこを問われている気がしました。

 この映画はとてもシンプルで、
 かなり意図的に比較や対立などの構図が省かれ、物語性が抑えられている。
 言わば、
 答えとゆー結果だけが描かれており、その問いは我々観客に委ねられている。
 何を見ましたか? と。
 
 犯罪を肯定などしていないし、贅沢もしていない。
 万引きされる側の描写も、じつはちゃんとある。
 貧困も贅沢も、苦しさも楽しさも、
 家族も絆も、
 言葉だけで意味も判らない奴らには、何も見えないのだろう。
 当たり前の幸せすら持てない者の願いなど。
 こんな「家族」は、きっと日本中にいる。
 それが存在しないよーに思えるのは、
 目を背け、知らない気付かないふりをしているからだ。

 彼らは、音だけの見えない花火ではない。
 問いはそこに在る。

 冷たく狭いベランダから背伸びをした少女の瞳には、何が見えるのだろうか。

 どんな未来が、この街に。


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by y.k-ybf | 2018-06-21 21:36 | 映画 | Comments(0)

『ファントム・スレッド』


Ost: Phantom Thread

Jonny Greenwood/Nonesuch

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 この物語が何処へ向かい、何を描こうとするのか。
 エンディングの手前までホントに理解できなかった。
 哀しむべきか、笑うべきか、恐がるべきか。
 湧き上がる感情が迷うとゆー経験も、なかなか珍しい。
 かと云って難解なわけでもなく、退屈な場面など一秒も無かった。
 まるで刺身になって皿に盛られてもパクパクと口を動かす鮮魚のよーに、物語は鮮やかな手さばきで構築される。

 言葉にすると異なる意味を放つ「愛」について。

 結婚前にウエディングドレスを着ると婚期が延びる、程度の迷信は今でも日本にはあるし、
 劇中でも冗談のよーに囁かれる。
 「結婚」が呪いを撒き散らすとゆーロジックの不思議。否定によって強度を増す迷信。
 何故かこの映画を観た後に連想したのは『エクソシスト』で。
 レイノルズとアルマの関係は、神父とリーガンの関係のよーに思えた。
 アルマの表情は豊かで、
 様々な心の機微を見せるけど、一度も芯が冷めたものは見せなかった。
 あの毒キノコの料理に隠された糸は、「死なないで」とゆー想いではないのか。
 じつはリーガンこそが、神父の呪いを解いていたのではないだろうか。

 究極的な美談の物語ではあるが、
 この秘められた一本の糸は、普遍的なテーマだと感じられた。


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by y.k-ybf | 2018-06-12 22:43 | 映画 | Comments(0)

清水富美加、ラストラン。三本。


東京喰種 トーキョーグール [DVD]

窪田正孝,清水富美加,鈴木伸之,桜田ひより,蒼井優/松竹

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 清水富美加が出家するタイミングで話題となった本作。
 運が悪かった…とも云えるけど、実際、中身もイマイチだった。

 原作コミックは未読だけどアニメは観ております。
 さて、あの面倒臭い話をどーやってアレンジするのかな?
 と楽しみにはしていたのですが、ほぼそのままでした。
 しかもあまり面白くない部分を、あまり面白くもせず実写化しており、
 結果、そりゃ面白くならんわな。

 面白くないと断言してしまいましたが、
 物語の根幹となる重要な部分なので省略も難しく、尚更大胆で効果的なアレンジが必要だったと思います。

 それとアニメの時点で疑問でしたが、グールのあの触手みたいなやつ。
 CGで観ると余計に魅力がない。
 ハト側の武器も、
 やはり実写になると違和感が拭えない。ナニ、あのつくね棒?
 (捕まえたグールの身体を再利用して武器にする、って説明はあったけ?)
 丁寧に作ってあるのは否定しないけど、厳しい部分がごろごろと残ってもいる。

 キャストは大泉洋含めて、皆良かったと思います。
 当然窪田正考も、清水富美加も。

 この映画の後から、ストーリーは盛り上がるんだけどね。。。
 (エヴァでゆーと、ヤシマ作戦の前で終わった感じ)


 校舎の屋上から落ちて何故無事なのか。
 下が花壇だったから?

 屋上から見下ろして、死んだと思ったから4人は口裏を合わせたのだろう。
 (正確には、合わないよーにしたのだが)
 このトリックが成立しないと根幹が崩れてしまう。
 とゆーか、
 この時点で死んでいても問題はないはずで。
 遺された小説(告白文)の存在を誰も知らなかったわけだから、
 「彼女が書き残した」とでっち上げればいいのだ。
 憧れの愛するヒトの意志を受け継ぐ、とゆー形で。

 しかしそれでは陳腐に思えたのか、
 もう一つ盛って、「鍋」にされました。
 だけどココがすっごい蛇足に感じるのは、やはりストーリーの連結が緩いから。
 あんな真っ昼間に校舎からヒトが落下して、
 救急車も警察も来なければ、葬式もやらず、
 彼女の生死が曖昧な「噂」で済まされたとゆー理屈を納得するのは難しい。
 とゆーのは、
 何もトリックだけではなく、
 彼女自らの命を懸けた逃走&復讐劇まで台無しになるからだ。
 (そして現に、台無しにされてしまった)

 この物語のカタルシスは、一体ドコにあるのだろうか。
 闇鍋の中身など「毒」で十分だろうに。

 そもそも彼女が死んでいるのなら、無駄な嘘を吐く理由すらないのにな。


【Amazon.co.jp限定】HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス 究極版(B2ポスター付き) [DVD]

鈴木亮平,清水富美加,柳楽優弥,ムロツヨシ,片瀬那奈/東映

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 ふざけた作品だからこそ全力以上で作る、
 とゆー意気込みは前作から変わりなく、じつは、たいへん完成度の高いシリーズ。
 まさに裸一貫とゆーかパンツ一丁(正確には二丁)で、「変態仮面」とシンクロする鈴木亮平の肉体美の説得力よ。
 清水富美加も出番こそ少なく、気力の翳りが窺えますが、
 ガンバって変態の相手をしておりました。

 しかし当然ながら前作のよーな新鮮味はなく、
 インパクトも減少している点は、仕方なくも残念。
 (前作とは違う役柄の)安田顕だけはパワーアップしてたけど、
 ムロツヨシははしゃぎ過ぎだ。

 『銀魂』と同じく、
 作品を楽しめるかが重要なポイントになるので、
 「おいなりさん」の何が面白いのか判らんヒトには、退屈な作品になるかも。

 エンドロールはすげーよく出来てて、普通に格好良かったです。
 次もある…よーですが、
 いまや大河俳優になってしまった鈴木亮平は受けてくれるのだろうか。。。


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by y.k-ybf | 2018-06-05 00:12 | 映画 | Comments(0)

邦画、三本だよ。


【Amazon.co.jp限定】銀魂 ブルーレイ プレミアム・エディション(初回仕様/2枚組)(特典Disc1枚/先着購入特典「万事屋」大判ポストカード(3枚組)付き) [Blu-ray]

小栗旬,菅田将暉,橋本環奈,柳楽優弥,新井浩文/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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 そもそも
 「銀魂」は面白いのか?
 そこから始めなくてはならない。

 わたくしは一時期、アニメ版「銀魂」はどっぷり観ていたので、
 一応、どーゆー作品なのかは理解している。
 因みに原作は、ほぼ未読。

 監督の福田雄一の作品も何本か観ており、
 ハマったりハマらなかったりハマらなかったりハマらなかったりしている。

 「銀魂」は元々ギャグマンガで、
 コッテコテのボケを連発し、ハイテンションなツッコミをかますとゆー、
 云ってしまえばベタな笑いを基礎にしており、
 それも「分かり易さ」ではなく、「敢えてのベタ」とゆーマニアック指向な笑い。
 近いと思われるのはワハハ本舗や劇団系のソレで、
 鋭さではなく濃さを優先しており、作品の空気感を読むのがポイントになってくる。
 意地悪な言い方をするなら、内輪受け。
 しかしその空気を効率良く伝えるコトが出来れば、笑いの爆発は起きやすくなるとゆー長所がある。
 「銀魂」はその伝達力が優れており、
 幕末とゆーモチーフ、
 軸となるシリアスなストーリーや個性的なエピソード、危険な小ネタなどを巧く活用して多くのファンの支持を受けている。
 と、思うのですよ。

 映画と、
 ボケ&ツッコミとゆー笑いの相性は悪い。
 そもそもフィクションはボケなのだから、相殺関係にあるわけだ。
 「銀魂」を実写映画でやる、とゆーのは、
 水に油を注ぎまくればドレッシングにならねーかな? ぐらいの無謀な実験に近い。
 結果、
 痛み分けのドローみたいな作品になったのは、善戦したと云えるのではないか。
 原作経由のノリや笑いは全てスベってるよーに思えたが、映画的なユーモアは楽しい。
 オープニングのやらかしとか、劇場で観たらサムくて凍死してただろう。
 何度も繰り出されるツッコミは全部要らないんだけど、
 アレが、「銀魂」なのだ。
 (エンドロールの後に足される、
  あるシーンのリピートには、どのよーな意図があるのですか?)

 橋本環奈のピッチピチなチャイナ服とか、気になる箇所は多々ありましたが、
 小栗旬含めて、キャストに不満は感じませんでした。
 「贅沢なコスプレ大会」と揶揄する声も聞きますが、
 そもそもが、
 コスプレなんだよ、銀魂が。

 足しても引いてもマイナスになる厄介な作品を楽しむには、その空気を胸一杯に吸わなくてはならない。
 とゆーまとめで、如何であろうか。


 「銀魂」は、面白いですか?


 東野圭吾原作の、サスペンス・コメディ。
 意外と云ったら失礼ですが、最後まで楽しめました。

 もーね、
 阿部寛の主演力に拠って完成した作品と云っても過言ではなく、阿部寛をフル活用しております。
 シリアスとコメディの間をヒョイヒョイ飛び越え、
 ダンディな格好良さも表現できるのは、彼の魅力であろう。
 本作の、父と息子の機微な関係なども、とても良い。
 勿論、
 シナリオがとても巧く練られているからなんだけども。

 スキーとスノボーのチェイスシーンは、スピードもあり、迫力もあった。
 只、
 笑いの部分が唐突とゆーかイマイチで、アレ? と。
 オチとなる偽造パスポートの件にも、アレ? と。

 作品全体に漂う、プロフェッショナルだけど決して突き抜けないライトな感覚。
 この豪華なスペシャルドラマ風味はなんだろなー? と思っていたら、
 監督の吉田照幸って、「サラリーマンNEO」のヒトなのね。
 大納得!

 とゆーわけで、
 「サラリーマンNEO」が好きな方なら、更に楽しめると思います。
 皮肉ではなくて。


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小日向文世,泉澤祐希,葵わかな,深津絵里/ポニーキャニオン

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 ある日突然電力が失われたら…。
 とゆーパニック・コメディ。
 (あまり重要ではないけど、ネタバレを含みます)

 誰もが連想するのは、3・11の震災。
 じわじわと記憶が呼び起こされる感覚は、ヒトによっては厳しいかも知れない。
 わたくしもあの記憶が甦り、少しイヤな気分になりました。
 逆に云えば、それだけ画作りに力はあった。
 しかし電力停止の原因を最後まで断定させなかったのは、
 巧妙でもあるし、決定的な弱点にもなった。
 云わば「停電」とゆー事象だけを切り取り、押し切ってるわけだから。
 ならば、
 もうちょいドラマに傾けてもよかったのでわ?

 お父さんが川に流されるエピソードは余分に感じたし、
 どーせなら農家のおじさんとのその後とか、観たかったな。
 柄本明がまた、全然喋らないし。
 田舎が一番、とかやられたら堪らないけど、
 ココは何か用意すべきだったんじゃないかなー。

 ともあれ、
 サバイバルモノとして、見るべき箇所はある映画だと思います。
 あの記憶は、
 まだまだ薄まってはいないと、確認できましたし。。。


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by y.k-ybf | 2018-06-04 23:52 | 映画 | Comments(0)

大作はまだ続く。続編映画。四本。


 監督がエドワード・ズウィックに代わったせいか、
 良い評判をあまり耳にしなかったけど、や、全然オモシロい。
 ちゃんとジャック・リーチャーだよ!
 つか、
 無骨な仏頂面はパワーアップして、よりジャック・リーチャーになってるよ!

 同じよーな役ばかり演じてるイメージもあるトムですが、改めて巧い役者さんだなと思いましたよ。

 今回はターナー少佐とゆー女性士官と組むバディ感が魅力で、
 セクシャルではなく、有能さを全面に出してくれるのが気持ちよい。
 ちとネタバレになるけど、
 あそこでキスしないのが、いいんだわ。

 随分軽い感想になってしまいましたが、わたくしは好きです、このシリーズ。


メカニック:ワールドミッション ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/特製ブックレット付) [Blu-ray]

ジェイソン・ステイサム,トミー・リー・ジョーンズ,ジェシカ・アルバ,ミシェル・ヨー,サム・ヘイゼルダイン/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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 前作の感想は、コチラ

 とてもステイサムらしい、続編映画。
 リメイクの前作が上手く行き過ぎてた感もあったので、丁度ええ具合には収まったな、とも。

 ステイサムは個人的に大好きなので、
 もっともっと評価されてほしいのだけど、シリーズをモノに出来ない弱さはあるなぁ…。


【Amazon.co.jp限定】ダイバージェントFINAL(ポストカードセット5枚組付き) [Blu-ray]

シャイリーン・ウッドリー,テオ・ジェームズ,オクタヴィア・スペンサー,マイルズ・テラー,アンセル・エルゴート/KADOKAWA / 角川書店

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 一作目の感想が、コチラで、
 二作目の感想が、コチラ

 まったくハマっておりません。
 今回も、面白かったらいいなぁ…ぐらいのテンションだったのですが、
 …いちばんダメだったかも。

 どこが? と問われれば、
 DoCoMoと答えたくなるシリーズだけど、今作はいよいよ作品のブレが目立ち始めた。
 すんごいSFな話でもあるので、
 最早、問題やテーマが形骸化してるよーにも感じられる。
 作品全体の基盤となる社会的テーマが機能しないと、こんなにも退屈なのだな。
 基本、全ての展開が後出しとゆーのも悪い癖で、卓袱台返しも続けば単調になりますよ。

 しかも「FINAL」と云いながらまだ続くよーで。
 この後編は映画ではなくドラマシリーズになるみたい。

 ワーイ\(-_-)/


 公開時の予告で、
 「このトリック、あなたは見破れるか!?」とゆーナレーションの直後、「見破られたトリック」とゆーサブタイトルが出るので、
 「見破られとるやん」といつも思っていました。
 そんな「グランド・イリュージョン」の第二弾。

 …まだ二作目なのだね。
 勝手に三作目ぐらいの気持ちでした。

 続編モノでメンバーが変わるのは仕方ないにしろ、テンションは下がる。
 (新しい女性キャラが苦手なわけではない)
 娯楽作としては楽しめたけど、
 肝心のマジックが、リアルかCGか判らない撮り方ってのは、どーなんだろ?
 とゆー感想は、ほぼ前作と一緒。

 実際は本当にやっている部分もあって、また実現可能なマジックらしいんだけども、
 クライマックスの飛行機のシーンで、ハラハラしたヒトなんかいるのだろーか?
 と、疑問に思ってしまいます。


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by y.k-ybf | 2018-06-03 21:10 | 映画 | Comments(0)

黄金の時間の・ようなもの。な、映画。三本。


シング・ストリート 未来へのうた プレミアム・エディション 初回限定生産 [Blu-ray]

フェルディア・ウォルシュ=ピーロ,ルーシー・ボイントン,ジャック・レイナー,エイダン・ギレン,マリア・ドイル・ケネディ/ギャガ

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 最後にあのイジメっ子の小僧を救い、
 何より兄貴の傷付いた心を救ってあげたコトが、素晴らしい。

 大人が教える世界に希望が見当たらないなら、自分たちで探しに行けばいい。
 それが過ちだったとして、きっと過ち以上の大切な何かを教えてくれる。

 少年たちの輝きがあまりに眩しく、暫し落ち込んだりもしましたが、
 サントラも最高で、
 オールタイムベストに入れたいぐらい気に入っております。


エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に [DVD]

ブレイク・ジェナー,ゾーイ・ドゥイッチ,タイラー・ホークリン,グレン・パウエル/ポニーキャニオン

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 何たる幸福な時間を詰め込んだ映画なのか。
 あまりの至福が、残酷にさえ思えてくる。

 野球での大学推薦を決めた主人公が、部の寮で過ごす、入学までの数日間。とゆーか、数時間。
 まだ何者でもない故に希望が満ち溢れた、
 今まさにスタートラインへ立とうとする若者の眩い姿を、初々しく描いている。
 モラトリアムな逸脱も込みで。

 コレ、
 云ってしまうと『ブルーバレンタイン』の過去パートを更に切り詰めたよーなもので。
 人生最強の瞬間であろう。
 そして勿論八十年代とゆー時代は、
 アメリカにとってもそーゆー時代だったとゆー意味が込められているのかな。
 夢を見るコトが許された、最後の時代として。

 嗚呼、、、。


スウィート17モンスター [Blu-ray]

ヘイリー・スタインフェルド,ウディ・ハレルソン,キーラ・セジウィック,ヘイリー・ルー・リチャードソン,ブレイク・ジェナー/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 「こじらせ女子」とゆー表現をすると、まるで特殊な女子の話みたいだけど、
 すっごいフツーの、何処にでもいるよーな女子の、青春ではなく女子映画。
 フツーって何よ? とフツーに悩むお話。

 それをイヤミ無く、微妙にダサく、
 パワフルに描いているのが、とても良い。
 変な子だけど、清々しい。
 じつは中流(の上かな?)家庭で、とても恵まれた物語ではあるんだけどね。
 (本人はそれでも自分は不幸だと想っている)
 そんな彼女を鬱陶しくも大切に接してくれる学校の先生がまた良くてねー。
 こーゆーヒトが「大人になる」ってコトを教えてくれるんだけど、
 当然、まったく気付かれない。

 いちばん心配な存在はママさんで、主人公とは対の存在のよーに描かれています。
 なので、
 このママさんや兄さんの描写に物足りなさを感じました。


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by y.k-ybf | 2018-06-03 20:54 | 映画 | Comments(0)

湯浅政明のアニメ、三本。


 正直、湯浅政明の個性や映像はあまり好みではないので、
 すげーモノを作ってるなと思いつつスルーしてきたのだが、WOWOWで特集をやるとゆーので観ましたよ。
 ええ。


マインド・ゲーム [DVD]

今田耕司,山本精一,藤井隆,島木譲二,山口智充/レントラックジャパン

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 04年公開の、長編アニメ。

 まさにマインドをゲームする内容で、
 色彩と情報が大洪水で疾走する、圧倒的アニメーションの純世界。
 そこは楽しめる、んだけど、
 物語の回りくどさが気になって集中できなかった。
 ストーリーの縦軸に仕掛けがありそーだなと感じると、身構えてしまう。
 繰り返し観ないと判らない。


「夜は短し歩けよ乙女」 Blu-ray 特装版

星野源,花澤香菜,神谷浩史,秋山竜次(ロバート)/東宝

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 好奇心のまま突貫するヒロインと、振り回される主人公。
 二人の物語のレールとなる「大学」と、全てをしなやかに受け入れる京都の「夜」。
 物語の魅了と、
 アニメーションならではの演出が合わさり、独特な世界観に巻き込まれる感覚が心地良い。

 星野源の声もピッタリで、ホントに多才な方だなと感心しましたが、
 ヒロインの花澤香菜がまた良くてね。
 巧いヒトだなーと思ったよ。

 しかし、「夜」はちょっと長かった。



 比較するなら『シェイプ・オブ・ウォーター』より、『坂の上のポニョ』であろうが、
 どちらにしろ作品、テーマ的にも古さを感じてしまう。
 対象としてる年齢層を鑑みても、『ポニョ』に攻め負けているよーな。。。

 主人公の悩みがイマイチ分かり難く、
 また分かるより先に解決してしまうよーな展開の唐突さにも戸惑う。
 それと、
 ずっと主人公の父親を、兄貴だと勘違いして観ておりました。
 コレ、みんな見分けついてたのかな…?

 父親とのコト、母親とのコト、人魚とのコト、
 どれも物足りず、それでいてオートマチックに解決される。
 バンド仲間の友人たちも役割の為の役のよーで、ちょっと記号過ぎる。
 と、
 ストーリー部分に不満は残りますが、
 アニメーションとしてはやはり秀逸で、まったく飽きさせない。
 寧ろストーリーがブレーキになってるぐらいなので、
 コレ、セリフ抜きの音楽劇にしちゃえば良かったのでわ? とも。


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by y.k-ybf | 2018-06-02 22:33 | 映画 | Comments(0)

空を飛び、海を泳ぎ、時をも超える、万能怪獣・モスラの映画。四本。ビームも撃つぞ!


モスラ [東宝DVD名作セレクション]

フランキー堺,小泉博,ザ・ピーナッツ,香川京子,ジェリー伊藤/東宝

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 61年公開作。
 「モスラ」単独の怪獣映画。

 「ゴジラ」は55年の『ゴジラの逆襲』で一旦止まっており、
 その間、
 「ラドン」(56年)や「バラン」(58年)とゆーゴジラ以外の単独怪獣映画が作られるよーになり、
 本作もそんな一作。
 64年の『ゴジラ対モスラ』は本作の続編に位置しており、
 今でゆートコロの東宝怪獣ユニバースが既に実現していたとゆーか、
 当時の感覚はオールスター気分だったのかも。

 そいやモスラは女性人気が高いとゆー説が以前からあり、
 ずっと疑問だったのですが、
 どーやら「女性も観られる怪獣映画」を想定して「モスラ」は作られたよーで、そこらが起因なのかも。
 Wikipediaに書いてあったし!

 とゆーわけで本編。
 原住民が機関銃で一掃されたり、戦車が東京のど真ん中でバッコンバッコン撃ちまくったり、
 東京タワーがへし折られて繭が作られたり(名シーン)、
 悪役の外国人が警官にハチの巣射殺されたりと、
 女性が喜びそーなシーン満載!

 フランキー堺の滑稽な言動など、不愉快極まりなく全く笑えませんでしたが、
 当時は好評だったのでしょうね、女性に!

 とゆーあくまで個人的な感想ですが、
 今の感覚では受け入れ難いシーンが多々あり、結構厳しかった。
 特撮シーンだけは楽しめたのですが。。。

 一言だけ、ゴジラに触れるセリフがありましたよ。


 95年には平成ゴジラシリーズの完結作『ゴジラVSデストロイア』が公開されており、
 そのバトンを受けての新シリーズ、であろう。

 怪獣映画とゆー側面もあるが、
 所謂「ジュブナイル」モノを想定しており、
 それが上手く云ってるかどーかは疑問であるが、だいぶファミリー向けな作品になっている。
 当時の社会・環境問題も反映されており、
 何かしらのメッセージが込められているも、全く機能せず。
 パパ役の虚ろな表情が印象に残る、じつに九十年代らしい出来映えだ。

 今回の小美人は小林恵と山口紗弥加。
 敵役の黒小美人は、羽野晶紀。
 まさかの姉妹喧嘩が原因で北海道が焼け野原になったり、屋久島の屋久杉がエネルギーを吸われる始末。

 ホント、
 モスラが助けにくる中盤までのドラマがキツい。
 こーゆー「子供を騙す為だと納得した」大人騙しは、只々しんどいです。

 キングギドラの亜種と云われるデスギドラとの対戦は、見応えある特撮シーンでした。
 特撮はね、いいの。凄く。
 モスラの幼虫がビーム撃ったり透明になったりと、モスラの万能力が垣間見えます。


モスラ2 海底の大決戦 [東宝DVD名作セレクション]

小林恵,山口紗弥加,野波麻帆,満島ひかり,羽野晶紀/東宝

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 97年公開。
 三部作の本作だけ、監督が別のヒトになります。誰かは秘密です。

 今度の戦場は沖縄だっ!
 とゆーわけで、モスラが海上でバタバタします。

 本作もまた、
 環境問題的なメッセージを絡めたジュブナイル系のストーリーですが、相変わらず機能しておりません。
 編集が特に酷く、イライラします。

 主演の少女は、本作が初主演の満島ひかりで、主題歌もFolder。
 舞台も沖縄なので、
 何となく『ぼくらの七日間戦争2』の具志堅ティナを想起させるが、完全に気のせいだろう。
 因みに、
 満島ひかりを含む子供三人組がストーリーの中心となるが、
 配役がしずかちゃん、スネ夫、ジャイアン的な構図で、まったく面白味がない。
 イライラします。

 モスラは水中に潜れるよーに変身したり、 元気に万能です。


モスラ3 キングギドラ来襲 [東宝DVD名作セレクション]

小林恵,建みさと,大仁田厚,松田美由紀,羽野晶紀/東宝

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 98年公開の、
 平成モスラシリーズ三作目にして最終作。

 小美人の山口紗弥加が、建みさとに変わっております。
 他意はないけど残念。
 (山口紗弥加はナレーションで参加しております)

 今度の敵は、あのキングギドラ。
 一作目のデスギドラと何か関係あるのかな?
 いよいよあの子供(一作目)に預けた楯の伏線が回収されるのかな?
 と、期待していましたがどちらも関係は無く、
 何なら冒頭の流星群も、あまり関係は無かったですね。

 とゆーか、
 過去の尻尾を切り落とされたキングギドラは火山に落とされて死んだので、
 現代に現れたキングギドラは別の個体ではないの?
 恐竜を絶滅させた後、一旦地球から離れたキングギドラが戻ってきた、
 とゆーことならば、
 過去で(キングギドラが)倒されたと確定した時点で、現代にあのモスラと尻尾が現れた、
 とゆーことならば、
 現代のキングギドラは存在していないとゆー理屈から消滅した、
 とゆーことならば、
 恐竜が絶滅したのは、やはり氷河期が原因なのだろうか。
 明らかに時間が分岐してるよーな気もするが、
 キングギドラとタイム・パラドックスを絡めたのは、平成ゴジラシリーズへのオマージュなのかも(たぶん違う)。

 言い忘れましたが、
 本作のモスラは遂にタイムスリップ能力を発動し、白亜紀まで時間を遡ります。
 さすが万能怪獣モスラ。
 新たな変身を見せたり、一億三千万年ほど冬眠してたりと、エグい万能感を見せつけてくれます。
 タイムスリップなんて能力が使えるなら、
 他にもっといい解決方法があるよーな気もしますが、きっとコレがベストなのでしょう。

 本作もシリーズの傾向に合わせて、(人間側の)ドラマパートの中心はやはり子供らなのですが、
 ストーリーがやや複雑なせいか、比率はだいぶ少なくなっております。
 怪獣映画として、とてもよい塩梅です。
 父親役の大仁田厚のクソ程も役に立ってない迷走っぷりは、まるで議員時代の彼を見るよーで微笑ましくもあります。


 えーと、、、
 結局あの小美人たちは何を争っていたのか。
 フェアリーと呼ばれる小型のモスラは何だったのか。
 多くの謎が残るシリーズでありました。。。

 99年からは、ゴジラのミレニアムシリーズが始まります。



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by y.k-ybf | 2018-06-02 22:03 | 映画 | Comments(0)

Take On Me! 『デッドプール2』


デッドプール2 前売り券(ムビチケカード) 【B: デップー & ケーブル ver.】

東宝

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 正直、
 前作は楽しめたけれど個人的にがっつりハマるものはなく、
 「デッドプール」とゆー愛すべき反則キャラの存在を認知する程度だった、ので、
 続編にはあまり期待もしていなかった。(二番煎じにならなきゃいいな、とか)

 それが、まさかの。まさに。

 大切なものを守ろうとするが故に、最も愛するものを失う苦悩。
 その贖罪と愛の証明の為、ミュータントの子供を命懸けで救おうとする赤タイツ。
 Take on me,Take me on.
 今は亡き愛しいヒトへ、赤タイツは心からそう願うけど、
 「あなたとはいつでも逢えるから。
  ほら、新しい家族が待っているわ」と、ララァみたいなコトを云われて顧みる、
 仲間たち、新たな家族、、、からの、真のエンディング。

 Stumbling away,
 Slowly learning that life is okay.
 (また失敗を重ねながら、ゆっくり生きるってことを学んでいくよ)

 そこまで修正するのか! とゆー徹底ぶりも最高。
 赤タイツの深い愛情と、
 サノスの男気、
 孤独と絶望から救われる魂に、
 泣かされ、笑わせてもらいました。

 これはまさに、
 デッドプールのセカンドカミング(再誕)である。

 そして何気に、
 「X-MEN」リブートの可能性まで示唆しているのか!? と思わせる辺りまで、
 親指を立て、再び最高と云わざるを得ないのであった。


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by y.k-ybf | 2018-06-01 21:45 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by yuki-yo
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