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ティム・バートンの映画、まとめて三本。


マーズ・アタック! [Blu-ray]

ジャック・ニコルソン,グレン・クローズ,アネット・ベニング,ピアース・ブロスナン,ダニー・デヴィート/ワーナー・ホーム・ビデオ

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 日本での公開は97年。
 以前もWOWOWで観て、今回久しぶりに観返しました。
 露悪趣味な映画だなとは感じていましたが、そーゆーものとして楽しんだ。
 しかし当時は否定的な意見も多く、
 ブラックユーモアとも捉えられずに怒っているヒトがいたのを覚えている。
 前年の96年には『インディペンデンス・デイ』が、
 同じ97年には『コンタクト』が公開されているのも面白い偶然?で、考えてみたら世紀末だからね。当時。
 ドラマチックな物語が支持されていたのかも。
 (因みに『アルマゲドン』は98年)
 わたくしの周囲では、そんな印象。

 さて本編は、もちっと間延びしてる記憶でしたが、
 今観るとテンポも悪くなく、さっくり終わるのが心地良い。
 主役は、、、
 ジャック・ニコルソン(本人)だよね?
 あのジャージ姿のお婆ちゃんはキュートだし、
 トム・ジョーンズが唄うラストは何度観ても最高だ。(CD買った)

 当時のCG合成は(今では)古臭く感じられ、
 寧ろミニチュア撮影の方が迫力あるよーに見えるのもなかなか興味深いです。
 兎に角このレトロで気色悪い宇宙人が大好きなのですよ。音効SEも。

 またこんな映画作ってくれないかなぁ、ティム・バートン。



 ティム・バートンは父の為とゆーより、子供の為に作ったのかな、と思えました。
 「一束の水仙しか渡せなかったけど、
  気持ちでは百万本の水仙を抱えていたのだから、それでいいじゃないか」
 作り話(フィクション)だからこそ伝えられるものがあると教えたかったのではないかな。
 例えば、映画監督とゆー職業を。
 (あの「マジックハンド」?は、『シザーハンズ』を表している?)

 次作『チャーリーとチョコレート工場』は父(家族)との和解がテーマなので、
 この二作は対になっていると思います。


 94年公開(日本では95年)。
 「最低監督」として名高い?エド・ウッドの伝記映画。

 モノクロで、キャリア的には「バットマン」シリーズを撮り終えた後になるのかな。
 とても素朴で優しい眼差しの映画でした。
 わたくしはエド・ウッドについてまったく知識がなかったので、思わぬベラ・ルゴシの登場に驚いた。
 とゆーか、その存在をすっかり忘れていた。
 ベラは、「アメリカ」のドラキュラだったのだな。。。

 エドとベラとの友情にも似た関係性がとても良かった。
 二人を結び、支えていたのもやはり「映画」とゆー嘘だった。
 (後のティム・バートンとジャック・ニコルソンもこんな関係だったのだろうか)

 実際は会っていないらしいが、バーでのオーソン・ウェルズとの会話も素晴らしい。
 「他人の夢を撮ってどうする? 自分の夢を撮れ」
 女装癖を隠してきたエドは、映画を撮ることで自分を解放する。
 そこには現実では許されない本当の自分の姿があった。
 エドはそんなフィクションの力に魅了されていたのかもしれない。
 そこに『ビッグ・フィシュ』のホラ話と通じるものを感じました。

 エド・ウッドの映画より面白いものを作るのは簡単だろうが、
 エド・ウッドのような映画を作るのは、難しいかもね。


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by y.k-ybf | 2018-12-09 23:06 | 映画 | Comments(0)

試作より予備より余剰より。 『機動戦士ガンダムNT』 ※NETAバレ


【チラシ付き、映画パンフレット】機動戦士ガンダムNT 劇場用プログラム 通常版

機動戦士ガンダムNT制作委員会

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 公開三日目なのにパンフ売り切れ。残念。
 アニメのパンフは何故(頻繁に)売り切れるのか。





 早速ネタバレから始めます。
 新作劇場用作品としては「ガンダムF91」以来だそーですが、
 正味、
 「ガンダムUC」の続編なので、未観だとなかなかキツいかも。
 とゆーか、
 ほぼ完結編に近い存在と云えるだろう。
 それはストーリー部分だけではなく、
 本作ではある再戦が実現しており、「UC」では若干残ったモヤモヤを解消してくれている。
 ココは意外と大きなポイント。

 ストーリーの中心は所謂NT研究所の「子供」たち。
 敵となる人物も同様で、
 「作られたもの(強化人間)」と「造られたもの(サイコフレーム)」の行く末を問う物語になっている。
 意地悪な言い方をすると、
 それ以上でも以下でもないボリュームなので、思い切った形にしたなと。

 つかさ、
 来年は「閃光のハサウェイ」があるのよ、遂に!
 サイコフレーム機は登場するのか。
 アナハイムはどんな末路を辿るのか。

 いまからそわそわしております。


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by y.k-ybf | 2018-12-07 11:45 | 映画 | Comments(0)

お婆ちゃんの云う通り。  『ヘレディタリー/継承』   ※ネタバレ強め




 ちょっと見方を間違えてしまった。
 怖い。コワ怖い。
 との評判を聞き、
 期待していたのだが、そっち(系)の話なのか…と。

 妹が中心で、
 兄はすぐ死ぬんだろうなと思っていたら真逆で、寧ろ兄の話であった。(それを母親の視点で語っている)
 最初から徴候はあったものの、
 途中からオカルトへ急激に傾いたのも意外に感じられた。
 要するに、
 それだけ予想外のことが起きる映画だったとゆーこと。
 (冒頭のお婆ちゃんのお葬式で、
  「こんなに見知らぬ方も訪れて…」とゆー状況から既にオカルトだったのだな)

 「家族って無条件に正しく、絶対的に幸せなものなのか?」
 そんな監督の疑問からスタートした本作は、まさに家族の「呪い」を描いている。
 例えば「虐待」や「血筋」や「環境」やらやら。
 幸せに満ち足りた子供には、この世に不幸があるなど想像すらしないだろう。
 まるでミニチュアの町を見下ろす神のように。
 しかし家族の「呪い」は「幸福」と同じように存在し、
 親から子へ、子から孫へ伝染してゆく。
 まるでミニチュアのように小さく閉じた、「家族」の中で。

 このテーマを描くのにホラーとゆージャンルを選んだのは必然で、
 ほぼネタバレになりますが、
 『オーメン』であり、
 『ローズマリーの赤ちゃん』なのだな。

 とても現在的なリアルが隠された映画だと思う。


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by y.k-ybf | 2018-12-07 11:37 | 映画 | Comments(0)

上と下がある宇宙 『惑星大戦争』と『宇宙からのメッセージ』 そして『最後のジェダイ』をもう一度。


 とても有名な話だが、
 『スター・ウォーズ』の一作目(エピソードⅣ)が一年遅れで日本公開される際、
 「乗り遅れるな、このビッグウェーブ!」とばかりに国産SF大作映画が突貫気味に作られました。
 それが東宝の『惑星大戦争』と、東映の『宇宙からのメッセージ』。

 今回、
 本家「最後のジェダイ」初放映と併せてこの二作をセレクトしてくれたWOWOWさん、流石です。

 とゆーわけで、
 国産SF映画の怪作二本、観ましたよ。

※各公開時期は、以下の通り。
 『惑星大戦争』      77年12月公開
 『宇宙からのメッセージ』 78年4月公開
 『スター・ウォーズ』   78年7月公開



 77年公開。監督は福田純。

 そしたら『海底軍艦』(63年)のリメイクだと今回初めて知りました。
 だから轟天号が出るのですね。
 (恐らく)時期的に『スター・ウォーズ』の直接的な影響は少なく、どちらかと云えばアニメ「宇宙戦艦ヤマト」に似ている印象。
 (『スター・ウォーズ』の本国公開は77年5月。
  『宇宙戦艦ヤマト』の劇場版も同じ77年公開で、TVシリーズは74年開始)

 インベーダーが地球に攻めてきたので、偶々作ってた轟天号で倍返しする、お話。

 すっごくシンプルなストーリーなので感想にも困りますが、
 スパロボのMAP兵器をバラまくよーな轟天号の無双シーンや、
 意味はよく判らないけど魅力的な巨大リボルバーなど、特撮は見応えある。

 「帰ってきたのか、三好!」
 「元気だったか、三好!」
 と、
 熱烈に帰国を歓迎される主人公の三好だが、
 彼がどんな人物で、何故歓迎されるのかがまったく判らない。不気味。特に活躍するわけでもないし。

 浅野ゆう子演じるヒロインは顔が若過ぎて判別が難しいけど、敵側に捕まると急にボンテージを披露してくれます。
 何があったのか。

 ラストは『ゴジラ』一作目を想わせる、シビアな結末。
 ドリルには意外な秘密が隠されていましたが、敵ごと金星を吹っ飛ばすのは如何であろうか。
 銀河も破滅させるとか云ってたな、あの艦長。。。
 地球、危険。



 78年公開。監督は深作欣二。

 こちらは後発の為、
 『スター・ウォーズ』の影響は明らかだが、『惑星大戦争』が優等生に想えるほどイカレている。

 宇宙暴走族ポリ公だと、SFらしからぬ言葉が飛び出し、
 火を噴いたエンジンに赤い消火器を吹きかけ、
 広島弁のチンピラが選ばれた勇者の一人となり、メットも宇宙服も着ずに宇宙遊泳をする。
 繰り返すが、
 『スター・ウォーズ』を観てから作ったのが本作である。とゆー衝撃。

 バカ笑いしながら観るのもアリだと思うが、
 しかしこの異常にテンションが高い本作を、嫌いになるのは惜しい。
 石森章太郎もデザインで参加した、キャラやメカはどれも魅力的だ。
 敵の巨大母艦が破壊される特撮も素晴らしい。
 只々、
 舌が痺れるぐらい作品の味が濃ゆいのだ。
 (何故、天本英世に大公母を演じさせたのか?)

 本作のモチーフとなる「八犬伝」は、後に深作が『里見八犬伝』として映画化する繋がりもある。
 (主演は真田広之と薬師丸ひろ子)

 更にこの続編(百年後が舞台)となるTVシリーズ「宇宙からのメッセージ 銀河大戦」は、子供の頃よく観ておりました。
 「スター・ウォーズ」に似ていたことぐらいしか記憶にないが。。。


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マーク・ハミル,キャリー・フィッシャー,アダム・ドライバー,デイジー・リドリー,ジョン・ボイエガ/ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

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 そんなわけで『最後のジェダイ』も観返しました。
 公開当時の感想は、コチラ
 今回も変わりはなく、わたくしは面白いと思いますよ。
 ええ。

 未だに否定的な批評が目立つ本作。
 いったい何がそんなに不満なのか?
 いつから「スター・ウォーズ」はそんな高尚な作品になったのか?

 「最後のジェダイ 酷い」で検索。
 インターネッツを徘徊して幾つか批判記事を読んでみましたが、興味が湧く意見は見当たらなかった。

 前回の感想でも云った…よーな気もしますが、
 本作はレジスタンスの盛大な失敗、しくじりを描いております。
 行き当たりばったりな撤退戦、
 無謀で裏目な計画、実りのない修行と苦悩。
 本来なら主人公らに打倒される側が受けていた苦難を、逆の立場にしているのはそんな意図があるのだろう。
 結果的にとてもストレスが溜まる構成になっている。
 (最初の爆撃機のシーンだけは、フォローできません)

 せめてルークとレンの関係性だけでもきっちり描いてくれればねー。
 こんなにドタバタ急いで進行させなくてもねー。

 期待して望んだSWではなかったとゆーのもあるが、
 SWの世界に浸らせてくれなかったのが、そもそもの要因なのかも。

 と、
 わたくしの暗黒面が目覚める前に、おしまいおしまい。


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by y.k-ybf | 2018-12-03 22:45 | 映画 | Comments(0)

むしろ、レコード・プレイヤー、の、ようなもの。


by yuki-yo
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