(01)『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』 ※ネタバレ
2022年 01月 15日
今年(22年)最初の鑑賞で暫定1位がきてしまった。
自分のなかではある意味「エンドゲーム」を超えてきたし、「マッドマックス:フューリーロード」と並ぶぐらいの衝撃で、久しぶりにおもしろくて泣きそうになった。
※こっからネタバレ全開になるのでまだ観ていない方は注意してください。
さて。
正直どこから何を云えばいいのか、困る。
まず「デアデビル」の登場匂わせに驚く。ここで出すのかと。(キングピン繋がり?)。
そして劇場がどよめいた、「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールド=ピーターの登場。
勿論サム・ライミ版トビー・マグワイア=ピーターも登場するんだけど、
やーーーーーーーー、
噂には聞いていたけどニクイ演出&サプライズでしたわ。未だに三人のスパイダーマンが揃うなんて夢でも見たような気分になる。
それもゲスト扱い以上の活躍が用意されているし、どんな時系列になってるのか判らないけどサム・ライミ版、アメイジングの「その後」をちゃんと引き継いでいるのが、素晴らしい。
確かサム・ライミ版ではリザードマンの存在が示唆されていたし、本作のヴィランは一人足りないけど「シニスター・シックス」を連想させるのは幻となった「(アメイジング)3」への伏線回収とも取れる。
そして何よりも、落下するMJを(今度こそ!)見事にキャッチするアンドリュー=ピーターのあの表情を観られただけで、感無量。打ち切られた「アメイジング」のモヤモヤがやっと解消されました。
グリーン・ゴブリン、オクトパスを治療して救うことでサム・ライミ版も補完されたとも捉えられる。
こんな形で過去シリーズまで回収してしまうとは完全に想像を超えており、もう感謝を繰り返すしかない。
ラストのレゴ、コーヒーカップ、そして最初に自作したスーツと同じカラーリングのスパイダースーツとゆー組合せは、三人(ネッド、MJ、ピーター)の変わらぬ絆を表しているとおもいたい。
本作はとても苦い結末を迎えましたが次は「ドクター・ストレンジ」の単独作なので、何かフォローがあるのではないかと期待しております。
つか、ストレンジだけはピーターのことを覚えているんじゃないの?
自分でかけた魔法なんだから。(あと地球外の仲間とか)。
余談になるけどミステリオの真の目的を知ってる人ってどれぐらいいたんだろ?
死後にあんな動画を残すぐらいなんだから、当然簡単にシッポを掴まれるような情報など処理してるだろう。
執拗にピーターが弾劾されているような描写も、コロナ禍の現状を見たらアレが「現実」なのかも。
思えばアベンジャーズへの参加にいちばんつよく反対していたのはトニー・スタークだった。彼以外にもピーターを諭しサポートしてくれた大人は他にもいた。
それでも希望と可能性にかけることを選ぶのがピーター・パーカーなのだ。
それは本作でも同じ。誰を責められようか。
まあストレンジは最初に忠告ぐらいはすべきだったとはおもうけど。